プレゼンテーション(以下プレゼン)をするための技術をご紹介していこうと思います。
プレゼンは発表することですが、近年ではさまざまなところにその機会があります。
身近なところでは会社の会議であるとか、説明会、学術の発表、展示会などなど、壁やスクリーンに説明の映像を映しながら話を進めます。
人前でしゃべることになりますので、苦手と感じる方も多くいらっしゃると思います。
実は数十年前の若いときに司会などをした経験があり、その後はPCインストラクターの仕事をしていますので、人前で話すことにそれほど抵抗はありませんが、もちろん毎度緊張します。でもなんとか落ち着いて、自分の話している内容を確認しながらしゃべれます。
しかしながら、仕事の後の自己採点では、満点であったことはほぼありません。
いつも、もっとあー言えばよかったなあ…って。
ただ、自己評価と他人の評価は違うもので、講習後の反応やアンケートを見ると意外な結果だったりすることもあります。
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一言で「プレゼン スキル」と言っても、話術スキルだけではありません。
プレゼンは映像と話し手と全体の空間がスキルです。そこには、聞き手も含まれます。
例えば、人前で話したことがある方、観客、聞き手ですごくウケがいい人がいて救われたことってないですか?
当然聞き手については、さくらを入れておくことはできませんので、ウケがいい聞き手がいるかどうかはそのときの運です。
それは舞台役者さんや芸人さんと同じで、成功とされる舞台には、そこの空間全体に一体感が出ます。
プレゼンの場合は映像と話し手と聞き手までを含む空間の一体感です。
では、プレゼンでの一体感というと、話し手が映像とともに方向性を与え、聞き手がその方向性を理解してくれることなのかなと思います。
聞き手には完全な同意はないかもしれませんが、話し手を認めてくれることではないでしょうか。
聞き手がどこを見ている聞いているかというと、話し手の真摯さ、本気、熱意です。
話し手のその働きによって、聞き手も含む空間を変容させることができるかがスキル、そこには映し出す映像も重要な役割を果たします。
つまり、プレゼンのスキルは、気の利いたことが言えないとか、おもしろいことが言えないとか、話術だけの問題ではないということになります
プレゼンをしなけれなばらなくなったとき、自分の話術だけに集中した責任があるのではなく、違う要素にも効果が上がるポイントが十分にあります。
しかも余裕で満点のプレゼンは、プロのプロでない限り、そうそうあるものではありません。
そう考えると、少しは楽になりませんか?
次回からは、話し手、映像、聞き手を含めたいろいろなスキルをご案内しようと思っています。
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