09.SmartArt

PPT ラーニング_ 09.SmartArt
Office の共通機能である AmartArt グラフィックの操作を学びます。
基本操作については、前述(06.~08.)の内容をご参照ください。
ページ内の学習項目は以下のとおりです。

  1. SmartArt グラフィックとは
  2. SmartArt の挿入
  3. SmartArt の編集
  4. SmartArt の変換
  5. SmartArt のショートカット キー

★画像をクリックするとポップアップし、進めて見ていくと、概要がわかります。
★サンプルファイルをダウンロードして学習にご利用ください。

 サンプルファイル ダウンロード→ PowerPoint のススメ(PPTlearning.pptx)

1. SmartArt グラフィックとは

SmartArt グラフィック(以下 SmartArt)とは、組織図や図表など、情報の相互関係を視覚的にわかりやすく表現した図解のことです。
SmartArt には100以上のパターンがあり、選択して挿入し入力するだけで、わかりやすく見栄えのよい図表などを、簡単に素早く作成することができます。

SmartArt グラフィック
SmartArt グラフィック

2. SmartArt の挿入

1) SmartArt の挿入

SmartArt の挿入は、[SmartArt グラフィックの選択]ダイアログ ボックスより行います。
ダイアログ ボックスは、次の場所から表示することができます。

  • [挿入]タブ – [図]グループ – [SmartArt グラフィックの挿入]ボタン
  • スライドの [コンテンツ]プレースホルダーのアイコン
SmartArt グラフィックの挿入

2) SmartArt の種類

[SmartArt グラフィックの選択]ダイアログ ボックスの左には、図表が 8種類に分類分けされており、より素早く目的の図表を探せるようになっています。

[SmartArt グラフィックの選択]ダイアログボックス

各分類と、おもな用途をご紹介します。

  • リスト …連続性のない情報ブロック、要素の一覧を示す
  • 手順 …プロセスやフローなど、一連のステップを示す
  • 循環 …各要素の関連性やプロセス、一連のステップを示す
  • 階層構造 …組織図やツリー型階層、グループ構造を示す
  • 集合関係 …複数の要素の関係性や方向性を示す
  • マトリックス …要素の分類される関係を示す
  • ピラミッド …階層関係、比例関係、相互関係を示す
  • …画像と図を組み合わせて示す

3. SmartArt の編集

1) テキストの編集

挿入した SmartArt に文字を入れるには、[テキスト] と表示されている場所に直接入力できるほか、入力項目がリスト表示された [テキスト ウィンドウ ] を利用します。

SmartArt テキスト ウィンドウ

[テキスト ウィンドウ ] を表示、または非表示にするには、[SmartArt ツール] – [デザイン]タブ – [グラフィックの作成]グループ – [テキスト ウィンドウ]ボタンのオン/オフで行います。
テキスト ウィンドウでは、新しい項目を増やしたり、不要な項目を削除することもできます。

2) 書式の編集

SmartArt の書式は、図形と同じ要領で編集することができます。

SmartArt 各要素の書式の編集は、おもに [SmartArt ツール] – [書式]タブ[ホーム]タブより行います。
SmartArt 図表の全体のスタイルや色設定を変更するには、[SmartArt ツール] – [デザイン]タブ – [SmartArt のスタイル]グループ での設定が便利です。

SmartArt ツール タブ

書式を SmartArt 挿入時の状態に戻すには、[SmartArt ツール] – [デザイン]タブ – [リセット]グループ – [グラフィックのリセット]をクリックします。
この場合、リセットされるのは図形とフォントの書式のみで、入力文字やレイアウトは初期には戻りません。

3) 図表の編集

SmartArt の図表の項目追加やレベル変更を行うには、[SmartArt ツール] – [デザイン]タブ – [グラフィックの作成]グループで行います。

SmartArt 図表の編集

項目をコピーしたり移動することもできますが、自由な配置はできません。

4) レイアウトの変更

図表のレイアウトを変更する場合は、[SmartArt ツール] – [デザイン]タブ – [レイアウト]グループ の一覧、または [レイアウトの変更]ボタン より選択、最初の分類から変更する場合は、一番下の [その他のレイアウト] をクリックし、[SmartArt グラフィックの選択]ダイアログ ボックスより再選択します。
この場合、入力した内容は受け継がれます。

SmartArt レイアウトの変更

4. SmartArt の変換

1) SmartArt に変換する

入力された箇条書きなどを、SmartArt に変換することができます。
入力されているプレースホルダー、またはテキスト ボックスの中にカーソルを置いて、[ホーム]タブ – [段落]グループ – [SmartArt グラフィックに変換]をクリック、表示された一覧、または [その他の SmartArt グラフィック]をクリックして選択します。

箇条書きをSmartArtに変換

2) SmartArt をテキストに変換

作成された SmartArt を、普通のテキスト文字に変換することができます。
[SmartArt ツール] – [デザイン]タブ – [リセット]グループ – [変換] – [SmartArt を図形またはテキストに変換]([変換]ボタン)をクリックします。
項目が箇条書きとなったテキストに変換されます。

SmartArt をテキストに変換

3) SmartArt を図形に変換

SmartArt の図表は、完全に自由なレイアウト編集を行うことができません。
そのような場合に、ある程度のところまで SmartArt で作成し、その後図形に変換することで、その後は自由な配置で編集することができます。
SmartArt を図形に変換するには、[SmartArt ツール] – [デザイン]タブ – [リセット]グループ – [SmartArt を図形またはテキストに変換]([変換]ボタン) – [図形に変換]をクリックします。
変換前と同じ状態の、グループ化された図形に変換されます。

SmartArt を図形に変換

5. SmartArt のショートカット キー

最後に、SmartArt の編集で役に立つ ショートカット キーです。

操作説明キー操作
SmartArt グラフックの挿入(アクセス キー)Alt または F10, N, M
次の図形(要素)を選択Tab
前の図形(要素)を選択Shift + Tab
図形(要素)と中のテキストとの選択の切りかえF2
SmartArt グラフックを図形に変換Ctrl + Shift + G

Ctrl + S のように「+」の場合は、Ctrlキー を押しながら S を押します。
Alt, H のように「,」の場合は、Altキー を押したあとで F を押します。

アクセス キーは、Alt または F10 を押すと、コマンドにキーとなるアルファベットが表示され、キーを押していくことで、コマンドを実行できるものです。
そのほか、Alt または F10 のあと、方向キーTabキー を使用して目的のコマンドを選択し、Enterキーで実行することもできます。
アクセス キーは、ショートカット キーが割り当てられていないコマンドの効率的な操作や、マウスを使えないときの操作など、知っていると役に立つ機能です。