04スライドのデザイン|1. 基本操作
[PPTラーニング] の学習ページ [1. 基本操作]-[04新規作成とデザイン] の学習内容です。
使用しているバージョンは、Windows 11 / PowerPoint 2024 です。
学習の操作確認でご利用いただけるよう サンプルの プレゼンテーション ファイル を用意しております。
次のリンクをクリックし、ご自由に ファイルをダウンロードしてください。
学習用 サンプルファイル →ダウンロード(PPTnavi.pptx)
1.プレゼンテーションの確認
プレゼンテーションを効率よく作成していくためには、目的や完成イメージをある程度描いてから取り掛かりましょう。
特に、スライドに関する設定は重要で、次のような項目を確認します。
- スライド ショーを実施したり、PC画面を見せたりするか ...画面サイズ
- 印刷を行なうかどうか ...スライドのサイズ
- スライドの向き...縦か横か
- 作成イメージ、デザイン ...テーマ
目的と作成イメージ、確認事項に従い、スライドのサイズやデザインの設定していきます。
作り込んだ後からでも変更はできますが、レイアウトが崩れたりする可能性がありますので、なるべく最初に設定するのが効率的となります。
2.スライドのサイズ
1) ワイド画面 と 標準
スライドの向きやサイズの設定は、[デザイン]タブ-[ユーザー設定]グループ-[スライドのサイズ] からとなります。
[スライドのサイズ] をクリックすると、最初に [標準 (4:3)] と [ワイド画面 (16:9)] の選択が表示されます。
スライド ショーを実施するのみ または PC画面を見せるのみで使用するプレゼンテーションは、[スライドのサイズ] をこの [ワイド画面] または [標準] にするのみで 設定は完了です。
既定のスライドのサイズは ワイド画面 となっており、実際のサイズは 幅 33.867cm、高さ 19.05cm です。16:9 というのはアスペクト比(縦横比)となります。
PowerPoint2010 以前のバージョンでは、標準 が既定で、そのころのモニターは 4:3 の現在より幅の狭いサイズが主流でした。現在では 大半のモニターが ワイド画面 となります。
標準 を選択するケースは、スライド ショーなどで 映し出すスクリーンが 4:3 のサイズであるとわかっているような場合などです。
ワイド画面 と 標準 が違っていた場合、例えば、ワイド画面 であるモニターに 標準 のスライドを映し出すと、縦長で幅が短いため 左右に黒の余白が表示されます。
逆に、標準 であるモニターに ワイド画面 のスライドを映し出すと、横長で高さが低いため 上下に黒の余白が表示されます。
2) ユーザー設定のスライドのサイズ
スライドを印刷する、縦向きスライドにしたい、といった場合は [スライドのサイズ]-[ユーザー設定のスライドのサイズ] をクリックし、表示される [スライドのサイズ]ダイアログ ボックス で設定します。
まず 縦向きのスライドで作成したい場合は、[スライドのサイズ]ダイアログ ボックス 右上の [印刷の向き]-[スライド] で、縦向き を設定します。
なお、スライドはプレゼンテーション内で すべて同じ向きとなり、縦横を混在させることはできません。
続いて、印刷を目的としたプレゼンテーションの場合、印刷する用紙サイズに合わせて スライドのサイズを設定します。
[スライドのサイズ]ダイアログ ボックス 左の[スライドのサイズ指定] の▼をクリックし、一覧よりサイズを指定します。
A5サイズなど 一覧にない場合は、一番下 [ユーザー設定] をクリックし、[幅] と [高さ] に実際のサイズを入力し、[OK] をクリックします。
スライドを用紙サイズと同じサイズに設定することにより、より大きくスライドを用紙に印刷することができます。
3) 最大化 と サイズに合わせて調整
[スライドのサイズ]ダイアログ ボックス で変更し [OK] をクリックすると、[最大化] と [サイズに合わせて調整] の選択が表示されます。
新規プレゼンテーションの場合は、どちらを指定しても同じです。
既存のプレゼンテーションで スライドのサイズを変更する場合に、最大化 と サイズに合わせて調整 の選択は 表示結果が違ってくるため 注意が必要です。
[最大化] で指定した場合は 要素をできるだけ大きく表示するように自動調整され、[サイズに合わせて調整] で指定した場合は、変更するサイズに 要素がすべてが入るように調整されます。
例えば、横向きワイド画面で作成したスライドを A4サイズに変更すると、スライドのサイズの高さは同じで 幅は A4サイズがワイド画面より 5cmほど短いため、上図ダイアログ ボックスのサンプルように、最大化 の場合は高さを合わせて両端が切れ、サイズに合わせて調整 の場合は、幅を合わせて高さに余白ができます。
3.テーマ
1) テーマとは
テーマは、Office 共通で持っている書式をセットしたデザイン設定です。
データを扱う Excel では 使用することはあまりないですが、PowerPoint ではとても重要、テーマを設定することで プレゼンテーションのイメージがまるきり変わります。
設定場所は [デザイン]タブ-[テーマ]グループ にあります。
PowerPointでは、テーマは、スライドの背景デザイン、タイトルや項目の書式など スライドのデザインや書式がセットされたものです。
新規作成したときの真っ白なスライドは、既定のテーマで [Office テーマ] です。
テーマの右下 [その他] をクリックすると一覧が表示されます。
また、テーマをポイントすると、テーマの名前がポップ表示され、スライドは設定されたときの状態がプレビューされます。(リアルタイム プレビュー)
PPTラーニングのサンプルファイルで使用しているテーマは [レトロスペクト] です。
既存のプレゼンテーションで、すでに設定しているテーマから 違うテーマに変更すると、プレースホルダーの位置などレイアウトが変わることがあり、編集が必要となる場合があります。
2) バリエーション
テーマ選択後、さらに [バリエーション] を指定することができます。
バリエーション はテーマの右 [バリエーション]グループに設定が表示され、テーマと同じく [その他] より一覧を表示できます。
バリエーション では、同じテーマの異なる配色に変更することができます。
3) 配色・フォント
[バリエーション]グループ のバリエーションの下に、[配色]、[フォント]、[効果](ここまでOffice共通)、PowerPointでは [背景のスタイル] が表示され、それぞれを組み合わせて テーマを作ることができます。
これらを指定することで、編集中のプレゼンテーションにおける テーマの既定値となります。
配色は テーマの色、フォントは テーマのフォント に反映します。
プレゼンテーションで、同じ配色やフォントで統一したい場合や よく使用する色やフォントを選択するときなどに、有効です。
フォントや塗りつぶしの色などを設定する際に、色の一覧を表示して選択します。
色の一覧には、[テーマの色] と [標準の色] とがあります。
テーマの色は、一番上に テーマの色の基本色10色と、その下に基本色と白を混ぜたグラデーションの色が表示されます。(下図は Office テーマの色)
テーマの10色のうち 左の白、黒を除く8色が、バリエーション の 配色 の設定に対応しています。
フォント は、[ホーム]タブ の [フォント] 設定で表示される [テーマのフォント] に反映します。
効果 は図形の場合、[ホーム]タブ-[図形描画]グループ または [図形の書式]タブ-[図形のスタイル]グループ の [クイック スタイル] に反映します。 配色やフォントのように 新規に作成することができません。
色とフォントのカスタマイズ
配色 と フォントでは、新たに独自の設定を作成し、保存することができます。
配色の作成は、バリエーション の [配色] 一覧の下にある [色のカスタマイズ] から行います。クリックすると、[テーマの新しい配色パターンを作成]ダイアログ ボックス が表示されますので、テーマの色10色を選択して設定することができます。
フォント の場合は、バリエーション の [フォント] 一覧下の [フォントのカスタマイズ] より、フォントを選択して独自に作成することができます。
フォント では、英数字用の見出しのフォントと本文のフォント、日本語文字用の見出しのフォントと本文のフォント の4つを指定できます。
保存したテーマの配色、テーマのフォントは、[ユーザー定義] として、一番上に表示されます。
ユーザー定義の配色、フォントは、別のプレゼンテーションでも利用することができます。
また、作成した配色やフォントは、表示されたユーザー定義の上で右クリックして 削除することができます。
注意点が1つあります。
例えば、スライド上で塗りつぶしの色などを テーマの色 から設定し、その後に 配色 を変更した場合、テーマの基本色が変更されるため、プレゼンテーション内のテーマから設定した色はすべて更新されます。
それは、テーマのフォントでも同様です。
アレンジしたテーマ全体を保存することができます。
テーマの保存は、学習ページ [4. 保存と印刷]-[16保存]-[2.テンプレート・テーマの保存] でご紹介しています。
4) 背景のスタイル
[バリエーション]グループ の [背景のスタイル] は、現在のテーマにおける背景を変更することができます。
背景のスタイル は、全スライドが同じ背景設定となります。
背景のスタイル を変更したときに変わらず残るデザインは、テーマに含まれるグラフィック画像です。
4.背景の書式設定
[デザイン]タブー[ユーザー設定]グループ-[背景の書式設定] では、単色からグラデーション、画像を背景にはめ込むなど 詳細な背景設定を行うことができ、またスライド単位に背景を設定することができます。
スライドの右に表示される [背景の書式設定]作業ウィンドウ では、次のような設定ができます。
- 塗りつぶし (単色) ...単色の色設定、透明度を設定することができる
- 塗りつぶし (グラデーション) ...複数色による、さまざまなパターンのグラデーションを作成できる
- 塗りつぶし (図またはテクスチャ) ...画像を背景に設置したり、テクスチャという タイル画像を敷き詰めたりできる
- 塗りつぶし (パターン) ...2色による柄模様を設定
1) 単色・グラデーション
[背景の書式設定]作業ウィンドウ でオプションを選択して設定します。
[塗りつぶし (単色)] では、スライド背景が 指定した単色の色となり、色は透明度も設定できます。
[塗りつぶし (グラデーション)] は、スライド背景を 複数色のグラデーションにすることができます。
種類、方向、角度等、たくさんの項目で グラデーションを自由自在に作成することができます。
分岐点ごとに色を設定することができ、分岐点はドラッグして 色の変わり目の位置を変更したり、追加や削除することもできます。
背景を設定しても 残っている図柄があるケースがあります。
その図柄はテーマに組み込まれているもので、非表示にするには [背景の書式設定] のオプション下にある [背景グラフィックを表示しない]チェック ボックス をオンにします。(グラデーション での設定)
2) 図またはテクスチャ・パターン
[塗りつぶし (図またはテクスチャ)] では、スライド背景に画像ファイルを組み込むことができます。
[画像ソース] の [挿入する]ボタンより 画像ファイルを指定することができるほか、[テクスチャ] の一覧から画像を指定することもできます。
画像は、1つの画像だけを背景にしたり、並べたりすることもでき、位置や間隔も細やかに指定することができます。
[塗りつぶし (パターン)] では、スライド背景を 2色によるパターン柄にすることができます。
[パターン] を選択し、[前景] と [背景] の色を一覧より指定します。
全てのスライドを同じ背景の設定とする場合は、作業ウィンドウ左下の [すべてに適用] をクリックします。
PPTラーニングのサンプルファイルでは、1枚目のスライドのみ テクスチャ [セーム皮] を指定しています。
5.デザイナー
[デザイナー] は、デザイナー は、Microsoft 365 サブスクリプション で提供されている機能で、スライドのプロフェッショナルなデザインを提案してくれるものです。短時間で魅力的なプレゼンテーションを作成できます。
PowerPoint2016 のバージョンより [デザイン アイデア] として登場し、PowerPoint2021 では [デザイナー] と名前が変更されています。
[ホーム]タブ と [デザイン]タブ の一番右 [デザイナー]グループ にボタンがあり、オンにします。
例えば、タイトル スライドに 画像を挿入すると、[デザイナー] には、画像を含んださまざまなデザインの タイトル スライド が一覧表示されます。
その後のスライドも 候補が表示されますので、デザインを選択しながら作成することができます。
[デザイナー] を非表示にしたい場合、[ファイル]タブー[その他]ー[オプション] をクリックし、[PowerPoint のオプション]ー[全般] を選択、[PowerPoint デザイナー] セクションの [デザイン アイデアを自動的に表示する]チェック ボックスをオフにします。
[PPTラーニング]-[1. 基本操作] の学習ページ [04スライドのデザイン] でした。
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