25プレゼンのために|7. スライドショー
[プレゼンスキル] の学習ページ [7. スライドショー]-[25プレゼンのために] の学習内容です。
使用しているバージョンは、Windows 11 / PowerPoint 2024 です。
学習の操作確認でご利用いただけるよう サンプルの プレゼンテーション ファイル を用意しております。
次のリンクをクリックし、ご自由に ファイルをダウンロードしてください。
学習用 サンプルファイル →ダウンロード(PPTnavi.pptx)
1.プレゼンのための機能
プレゼン をスムーズに 確実に進められるよう、しっかり準備していきましょう。
プレゼンのために用意された機能を、ご紹介していきます。
1) リハーサル
プレゼンを行うときは、ある程度の時間が決まっているものです。
そのようなときに、[リハーサル] 機能を使うことで、各スライドにかかる時間を確認することができるとともに、スライドの表示時間を 画面切り替えのタイミング に保存することができます。
リハーサルを行ったタイミングを使い、自動プレゼンテーション でスライドを送りながら、プレゼンすることもできるようになります。
[スライド ショー]タブ-[設定]グループ-[リハーサル] をクリックします。
スライド ショーが始まりますので、本番さながらに 進めます。
画面切り替えを自動設定にしていても リハーサルでは Enterキー を押して手動で進めます。
スライド ショー中は、左上に [リハーサル]ツールバー が表示され 経過時間がカウントされますので、参考にしながら プレゼンを行います。
リハーサル を途中で終了する場合は、Escキー を押します。
リハーサル を終えると、タイミングを保存するか確認のダイアログ ボックスが表示されます。
保存の確認で [はい] をクリックすると、[画面切り替え]タブ-[タイミング]グループ-[画面切り替えのタイミング] の [自動的に切り替え] のタイミングが上書きされます。
[画面切り替えのタイミング] の [クリック時] と [自動] のチェック ボックスは両方オンの状態となります。
上書きされると困る場合は、プレゼンテーション をコピーしておきましょう。
また、[画面切り替え]タブ-[タイミング]グループ の [自動]チェック ボックス をオンにしていなかった場合は、自動的にオンとなり、リハーサルのタイミングで自動的にスライドが切り替わるようになります。
リハーサル のタイミングで スライド ショーの自動実行を行うことで、予定通りに進めていくことができます。
切り替えタイミングのクリア
[自動的に切り替え] のタイミングの設定をクリアしたい場合は、次の場所から行います。
[スライド ショー]タブ-[設定]グループ-[録画]-[クリア]-[すべてのスライドのタイミングをクリア] または [現在のスライドのタイミングをクリア] をクリックします。
クリア後は、[画面切り替えのタイミング] の [クリック時]チェック ボックス のみオン、 [自動] の タイムは 00:00.00 となり、初期値の状態となります。
2) 発表者ツール
プレゼン の際は、PCにプロジェクターをつなげて スライド ショーを映し出すことが多いでしょう。
そのようなときに 発表者ツール を利用すると、手元のPCでは メモを書いた ノート ペイン の内容を見ることができる 発表者ツール を表示し、プロジェクターからは スライド ショー を映し出すことができます。
発表者ツール は、次の設定が必要です。
[スライド ショー]タブ-[モニター]グループ の [発表者ツールを使用する]チェック ボックス をオンに、その上の [プレゼンテーションの表示先] は [自動] の設定となるようにします。
この設定は、[スライド ショー]タブ-[設定]グループ-[スライド ショーの設定] をクリックして表示される、[スライド ショーの設定]ダイアログ ボックス の右下 [複数モニター] の設定と連動しています。
発表者ツール の設定が完了したら、PCとプロジェクターを接続して、動作の確認を行います。
発表者ツール スライド下にはボタンが並んでいます。 スライド ショー中に 便利に使用できます。
- ペンとレーザー ポインター ツール ...ペン、レーザー ポインターの色などの設定を スライド ショーに表示させず、手元で行うことができる
- すべてのスライドを表示します ...一覧表示にする
- スライドを拡大します ...一部分を拡大することができる
- スライド ショーをカットアウト/カットイン (ブラック)します...真っ黒な画面を表示、休憩などで使用
- 字幕の切り替え ...字幕を表示/非表示する
- カメラの切り替え ...レリーフを表示/非表示する
- その他のスライド ショー オプション
字幕
PowerPoint 365では、スライド ショー中の話した内容を 字幕として表示する機能があります。
発表している内容を リアルタイムで字幕に表示します。
多言語への翻訳も可能となっています。
3) 録画
録画 は、スライド ショーを実行し、録画して MP4形式のビデオ として仕上げる機能です。
動画ファイルとして仕上がりますので、配信や配布用として利用できるほか、プレゼンに持参して いざ PowerPoint がない環境でも対応することができます。
録画機能は [スライド ショー]タブ と [Record]タブ の両方にありますが、[Record]タブ は PowerPoint2016 より追加されたもので、より使いやすくコマンドが並んでいます。
今回おもに [Record]タブ でご案内していきます。
([Record]タブ は、[記録]タブ または [録画]タブ より改名)
[Record]タブ-[録画]グループ-[先頭から記録 (先頭から)] または [このスライドから記録 (現在のスライドから)] をクリックすると、発表者ツールの録画用画面となります。
録画画面では、右下で画面構成を切り替えることができ [ビュー] より [テレプロンプター]、[発表者ビュー]、[スライド表示] の3種類があります。
テレプロンプター と 発表者ビュー では、ノートの内容を表示することができます。
画面下部中央には 左から、[レーザー ポインター]、[消しゴム]、[ペン]、[蛍光ペン]、そして色パレットが並び、記録中に使用することができます。
既定の色から変更したい場合は、記録前に 蛍光ペンなど対象を選択し、色を指定しておくとスムーズです。
録画は、画面上部にある操作バー 赤い丸の [記録を開始] をクリックして開始します。
記録中は、スライドの画面切り替えを自動していても 手動でスライドを進めます。
スライド ショーを実施し、最後まで進んだ場合は、記録は自動的に終わります。
途中で記録を終えるときは、赤い四角の [記録を停止します] をクリックします。
記録が終了すると、ビデオに保存する画面に移行します。
左下の [ビデオのエクスポート] をクリックし、場所と名前を指定して MP4形式のビデオとして保存することができます。
ビデオを保存しなくても、記録を行った段階で、タイミングが記録され、[画面切り替え]タブ-[タイミング]グループ-[画面切り替えのタイミング] の [自動的に切り替え] のタイミングが上書きされます。
上書きされると困る場合は、プレゼンテーション をコピーしておきましょう。
録画し直すことができ、一部のスライドのみ撮り直して 差し替えることも可能です。
該当のスライドを選択し、先の要領で録画を始めます。
録画の画面では、上部操作バーの [レコーディングの撮り直し] より [現在のスライド] を選択して撮り直し、[記録を停止します] をクリックし終了します。
撮り直した段階で差し替えが 完了しています。
[ビデオのエクスポート] をクリックし、既存のビデオを指定して上書き保存します。
録画を削除するには、[Record]タブ-[編集]グループ-[録画をクリア]-[現在のスライドのレコーディングをクリア] または [すべてのスライドのレコーディングをクリア] をクリックします。
新規の録画ができない場合は、録画データをクリアしてください。
4) プレゼンテーション パック
プレゼン を行う場所は、初めての会場であったり、取引先の会社であったり、また PCを借りて行うこともあるかもしれません。
どのような環境であるかがわからない場合でも プレゼンを実施できるよう、万全に準備したいものです。
プレゼン を確実に実施できるよう、PowerPoint には プレゼンテーション パック という便利な機能があります。
プレゼンテーション パック は、リンク先ファイル、埋め込みアイテムなど スライド ショーの実行に必要なファイルを、もれなくまとめて用意してくれる機能です。
プレゼンテーション パック の作成は、次の場所からとなります。
[ファイル]タブ-[エクスポート]-[プレゼンテーション パック] を選択し、[プレゼンテーション パック] をクリックします。
[プレゼンテーション パック]ダイアログ ボックス 設定確認後 [フォルダーにコピー]/[CD にコピー] をクリックします。
[フォルダーにコピー] の場合は、USBメモリーなど 場所とフォルダーを指定して [OK] します。
プレゼンテーション パック を USBメモリーなどに保存して、発表先に持参するようにすると、いざというときも安心です。
PowerPoint が入っていない端末で スライド ショー を行う
スライド ショーを行うには、PCに PowerPoint がインストールされているとスムーズです。
万一 PowerPoint の入っていないPCで、スライド ショーを行う場合は、ブラウザで PowerPoint for the web を検索して開き、Microsoftアカウント でサインインします。
プレゼンテーション をアップロードして、ブラウザで開き、スライド ショーを行うことができます。
以前に配布されていた PowerPoint Viewer は、2018年に廃止されています。
2.プレゼン確認準備
1) 事前確認
万全にプレゼンを実施できるよう、事前の確認事項をご紹介します。
特に初めての会場や会議室で実施する場合は、足を運んで 実際の場所で確認しましょう。
- 貸し出しの有無 ...プロジェクター、スクリーン、ケーブル、電源タップなど
- PCとコンセント、PCとプロジェクター、プロジェクターとスクリーンまでの位置関係や距離
- ネットワーク環境の有無
- 会場や館内の案内
- 事前搬入の可不可
貸し出しで使用できる機器があるかないかは、当日の持ち物に違いが出てきますので、必須の確認事項です。
貸し出しがあるなしにかかわらず、なるべく事前に一度 使用する機器を使って配線し、実際にスライド ショーを映し出してみましょう。
なるべくクリアに 適切な大きさで映し出せるよう、機器の配置と画面の大きさなどを確認することは、とても重要です。
配置によっては、延長のケーブルが必要となる場合もあります。
ネットワーク環境は、リンク先がWebページの場合など、内容によっては必要となることがあります。
そのほか、会場の案内を事前に送付するような場合や 会場に入ってからの案内図を配置するような場合は、その資料作成も必要となります。
当日にバタバタすることがないよう、前日まに設置ができれば万全です。
2) 準備するもの
プレゼンを行うにあたって、必要となるものを確認しておきましょう。
プレゼンの規模により違ってきますが、とにかく当日に忘れ物がないようにしたいものです。
- プレゼンテーション ファイル
- パソコンと電源ケーブル
- プロジェクターと電源ケーブル
- スクリーン ...会議室の場合は白い壁に映すことも可能
- パソコンとプロジェクターをつなぐケーブル
- 配布資料
- 電源タップ、延長ケーブル
プレゼンテーション ファイルは、持ち込みのPCに作成したものであれば、まず問題はないと思われます。
PCを借りて実施するような場合は、プレゼンテーション 等 USBなどに保存したものを持参する必要があります。
リンク先がある場合は、リンク ファイルも必要です。リンク先がWebの場合は、ネットワーク環境が必要です。必ず事前に、開くかどうか確認しましょう。
ケーブル類は忘れることも多いほか、ぶっつけ本番で行うような場合は、長さが足らないことも出てきますので、注意が必要です。
3.プレゼンの実施のために
会場では、すでにスライド ショーの最初の画面を表示した状態で 開始を待つことも多いでしょう。
そして いよいよ本番、スムーズにスマートに、より印象的なプレゼンとなるよう、プレゼン中の機能をご紹介します。
1) ポインター オプション
プレゼンを 実施しながら、話の流れで スライド上にマーカーを入れたり、レーザー ポインターで指示したりすることができます。
アドリブ的に動作を入れることで プレゼンに変化を持たせることができ、わかりやすく魅力的なプレゼントなります。
ペンの種類は レーザー ポインター、ペン と 蛍光ペン、インクの色は既定で それぞれ 赤、赤と黄色です。
- スライド ショーの任意の場所で、右クリック-[ポインター オプション]-[レーザー ポインター]/[ペン]/[蛍光ペン]
- スライド ショー左下に表示される ショートカット ツールバー(後述) の ペン のアイコンより
- ショートカット キー(後述)
- 発表者ツール を使用している場合は、手元で切り替え
ショートカット ツールバー は、全画面の スライド ショーを表示したときに 左下をポイントすると表示される、半透明のツールバーです。
ポインター オプション を指定すると、マウス ポインターが変わり 指し示したり、描くことができるようになります。
ポインター オプションの色を変更することができます。
スライド ショー中に変更するには、右クリック-[ポインター オプション]-[インクの色] で、使用中の ペンと蛍光ペン の色を変更することができます。
あらかじめ色を設定しておくには、[スライド ショー]タブ-[設定]グループ-[スライド ショーの設定] をクリックし、表示される [スライド ショーの設定]ダイアログ ボックス の左下、[ペンの色]、[レーザー ポインターの色] を指定します。
ポインター オプション を使用しているときに、リンクをクリックすることができません。
下記、マウス ポインターを矢印にする ショートカット キーを使用するとスムーズです。
ポインター オプション のペンと蛍光ペンを使用した場合、スライド ショー終了時に「インク注釈を保持しますか」のメッセージが表示されます。
[保持] を選択した場合は、描いた内容は スライド上に図形として残ります。
インク注釈のメッセージを表示しない設定は、[PowerPoint のオプション] に設定があります。
学習ページ [7. スライドショー]-[24プレゼン準備]-[3.スライド ショーの準備] でご紹介しています。
2) ショートカット ツールバー
ショートカット ツールバーとは、スライド ショー中 マウス ポインタ―が表示されたときに、スライド左下に半透明で表示されるツールバーです。
左から 次のアイコンが並びます。ボタンは 発表者ツール と共通です。
- 前のスライドに戻る
- 次のスライドを表示
- ポインター オプション
- すべてのスライドを表示します
- スライドを拡大します
- カメラの切り替え
- その他のスライド ショー オプション
目立たずに操作でき、便利です。
ショートカット ツールバーを表示しない設定は、[PowerPoint のオプション] に設定があります。
学習ページ [7. スライドショー]-[24プレゼン準備]-[3.スライド ショーの準備] でご紹介しています。
3) スライド ショー時のショートカット キー
プレゼンで スライド ショー を進める中で、ときには戻ったり、アップにしたり、レーザー ポインターで指し示したり、ペンで描いたり いろいろな操作があります。
おもな操作は、ショートカット キーで行うことができるようになっています。
ショートカット キーを覚えて、 プレゼンを スマートに進めていきましょう。
スライド ショー時のショートカット キー
- F5 ...先頭からスライド ショーを開始
- Shift + F5 ...現在のスライドから開始
- Enter, N, Space, →, ↓, PageDown ...次のスライドへ
- BackSpace, P, ←, ↑, PageUp ...前のスライドへ
- ジャンプするスライドの数字キー + Enter ...スライドのジャンプ
- Ctrl + A ...ポインターを矢印にする
- Ctrl + H ...ポインターを隠す
- Ctrl + L ...ポインターをレーザー ポインターにする
- Ctrl + P ...ポインターをペンにする
- Ctrl + I ...ポインターを蛍光ペンにする
- Ctrl + E ...ポインターを消しゴムにする
- Ctrl + M ...描いた内容の表示/非表示
- E ...描いた内容のクリア
- +,;(セミコロン) ...スライドを拡大
- - ...スライドを縮小
- Esc ...スライドをもとの倍率に戻す
- :(コロン) ...拡大したスライドを戻す
- G ...スライドの一覧を表示する
- Ctrl + T ...タスク バーを表示する
- B ...カットアウト/カットイン(黒いスクリーン)
- W ...カットアウト/カットイン(白いスクリーン)
- Esc, Ctrl + Break ...スライド ショーを終了する
スライドのジャンプで使う数字キーは、スライド番号の数字です。スライドのサムネイルの左に表示されている数字となります。
スライド開始番号 を変更している場合は、上からの順番とは違う番号となっていますので、確認し操作してください。
スライド開始番号 については、学習ページ [3. スライド操作設定]-[13スライドマスター]-[2.ヘッダーとフッター] でご紹介しています。
レーザー ポインターの ショートカット キー Ctrl + L では、変更するまで レーザー ポインター状態となります。
また、Ctrl を押しながらマウスの左ボタンを押すと、両方を押しているときのみ レーザー ポインターとなります。
スライドの拡大をしている状態で、ドラッグして位置を変更することができます。
ショートカット ツールバー の 虫メガネのアイコン をクリックすると、範囲を指定して拡大することができます。
スライドの縮小は、既定のサイズ以下となると、スライドの一覧表示となりますので、操作に注意してください。
スライド ショーの画面全体を黒、または白にする カットアウト は、休憩などの際に利用されます。
元のスライドに戻す カットイン は、B、W どちらのキーを使用しても戻ります。
スライド ショーのヘルプ
スライド ショーの表示にして、F1 を押すと、 [スライド ショーのヘルプ] が表示され、スライド ショー中に使用できる ショートカット キーの一覧を見ることができます。
上記以外にもありますので、参考にしてください。
[プレゼンスキル]-[7. スライドショー] の学習ページ [25プレゼンのために] でした。
以上で PowerPoint Navi の学習ページは終了となります。
どうもおつかれさまでした。