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18印刷|4. 保存と印刷

[PPTラーニング] の学習ページ [4. 保存と印刷]-[18印刷] の学習内容です。

使用しているバージョンは、Windows 11 / PowerPoint 2024 です。

学習の操作確認でご利用いただけるよう サンプルの プレゼンテーション ファイル を用意しております。
次のリンクをクリックし、ご自由に ファイルをダウンロードしてください。

 学習用 サンプルファイル →ダウンロード(PPTnavi.pptx)

1.印刷の基本

1) 印刷イメージの確認と設定

プレゼンテーション を印刷するための設定画面は、[ファイル]タブ-[印刷] より開きます。
ショートカット キー は Ctrl+P です。
印刷画面は、右側に 印刷プレビュー、左側に 各種印刷設定の項目が表示されます。

特に ポイントとなる設定項目をご紹介していきます。

  • プリンター ...印刷に使用する 接続されたプリンターを指定
  • プリンターのプロパティ(下記参照)
  • スライド...すべてのスライドを印刷(既定)、選択した部分を印刷、現在のスライドを印刷、ユーザー設定の範囲
  • スライド指定 ...印刷するスライド番号を指定(下記参照)
  • 印刷レイアウト(フル ページ サイズのスライド、ノート、アウトライン)、配布資料、その他設定(後述)
  • 片面印刷、両面印刷
  • 部単位で印刷、ページ単位で印刷 ...複数枚数を出力するときの順番
  • カラー、グレースケール、単純白黒
  • ヘッダーとフッターの編集(後述)
印刷イメージの確認と設定
印刷イメージの確認と設定

プリンターのプロパティ

印刷設定画面の プリンター には、接続されている プリンターの機種名 が表示されます。
その右下にある [プリンターのプロパティ] をクリックすると、[○○のプロパティ](○○ はプリンターの機種名)が表示され、プリンターにより違う設定画面となります。

[○○のプロパティ] の設定の多くは、PowerPoint での印刷の設定と連動しています。
思った通りの印刷とならない場合は、[○○のプロパティ] での用紙サイズの設定と、スライドのサイズ設定が合っていないケースなど、[○○のプロパティ] の設定を見直す必要があります。

スライド指定

[スライド指定]ボックス には、部分的にスライドを印刷するときに、スライド番号を指定します。

連続したスライドの場合は、ハイフォンを使用し、「2-5」のように指定します。
離れたスライドはカンマを使用し、「1,3」のように指定します。
「1,4-6」のように、連続スライドと離れた範囲を 両方組み合わせて指定することも可能です。

スライド指定 に直接指定すると、すぐ上の [スライド] は [ユーザー設定の範囲] となります。

[スライドのサイズ]ダイアログ ボックス の [開始番号] を変更し、スライド番号を変更している場合、変更されたスライド番号で指定します。

開始番号 については、学習ページ [3. スライド操作設定]-[13スライドマスター]-[2.ヘッダーとフッター] でご紹介しています。

2) 印刷のレイアウト・配布資料

既定で [フル ページ サイズのスライド] と表示される設定箇所は、どのようなレイアウトで印刷するかの設定です。
印刷の際は、よく使用される設定箇所の1つで、次のような内容となります。

  • フル ページ サイズのスライド(既定)...用紙につき1枚のスライドを印刷
  • ノート ...スライド と ノートペイン の内容を印刷
  • アウトライン ...アウトラインペイン の内容を印刷
  • ----------------------------
  • 配布資料 ...用紙にスライドをレイアウトした配置で印刷
  • ----------------------------
  • スライドに枠を付けて印刷 ...黒細枠を付ける/付けない
  • 用紙に合わせて拡大/縮小 ...設定により、用紙に対して最大サイズで印刷できる
  • 高品質 ...効果の影などを付けていた場合に その通りに印刷される
  • コメントの印刷、インクの印刷 ...コメントを挿入、インクで描画をしていたときに、印刷の際の表示/非表示
印刷のレイアウト・配布資料
印刷のレイアウト・配布資料

用紙に合わせて拡大/縮小

印刷設定画面の 用紙に合わせて拡大/縮小 は、比較的よく確認する設定の1つです。
用紙に対し スライドをなるべく大きく印刷したい場合に、チェックをオンにすることが多いです。
しかし、スライドのサイズと用紙の設定により、チェックをオフにする方が 大きく表示される場合もあります。

配布資料とは

スライドの内容を 印刷して配布することができるように 用意された印刷のレイアウトです。
配布資料は、プレゼンの際に配布する補助資料 や 発表者用の準備資料として よく利用されますが、使い方は自由です。

印刷の設定画面では、印刷レイアウトを設定するところに、配布資料として9種類のレイアウトが用意されています。
一般的には、2スライドや3スライドが多いと思われます。

印刷機能のほかに、[ファイル]タブ-[エクスポート]-[配布資料の作成] より、Word で配布資料を作成する機能も用意されています。

Word での配布資料作成は、学習ページ [4. 保存と印刷]-[17エクスポート]-[4.配布資料] でご紹介しています。

2.印刷のための設定

プレゼンテーション は、プレゼン を行うとともに その内容を印刷して配布したり、チラシなど 印刷のみの使用で作成することもあります。
印刷するために 注意したい設定、利用する設定を ご案内します。

1) スライドのサイズ

新規作成した プレゼンテーション のスライドの既定サイズは、 ワイド画面 という、プレゼンする際に 最近のPCの画面にフィットするサイズで設定されています。
ワイド画面 のスライドのサイズは、よく使用されるコピー用紙の A4サイズ よりも長辺が長いサイズ(細長)となっています。

横向きワイド画面のスライドを A4サイズの用紙で印刷すると、用紙の上下に余白が多く入る印刷となります。
印刷設定の [用紙に合わせて拡大/縮小] の設定をオンにすると、用紙には大きく表示されますが、左右の端がカットされてしまいます。

したがって、スライドをなるべく大きく なるべく均一な余白で印刷するには、スライドのサイズを用紙と同じ設定にするとよいことになります。

スライドのサイズの設定場所は、[デザイン]タブ-[ユーザー設定]グループ-[スライドのサイズ]-[ユーザー設定のスライドのサイズ] をクリックし、表示される [スライドのサイズ]ダイアログ ボックス です。

スライドのサイズ
スライドのサイズ

[スライドのサイズ]ダイアログ ボックス の左側では、スライドのサイズを設定します。
サイズが一覧にない場合は、数値で設定することも可能です、

ダイアログ ボックス 右側上半分 [印刷の向き] の [スライド] は、 スライド の向きであり、印刷設定 [フル ページ サイズのスライド] のレイアウトで印刷する場合の用紙の向きの設定です。

ダイアログ ボックス右側下半分 [印刷の向き] の [ノート、配布資料、アウトライン] は、 印刷設定 [配布資料]、[ノート]、[アウトライン] のレイアウトで印刷する場合の用紙の向きの設定となります。

スライドのサイズを後から変更すると スライド上のオブジェクトのレイアウトが崩れることもありますので、ご注意ください。

2) ヘッダーとフッター

印刷設定画面の一番下にある [ヘッダーとフッターの編集] をクリックすると、[ヘッダーとフッター]ダイアログ ボックス が表示されます。
[ヘッダーとフッター]ダイアログ ボックス は、[挿入]タブ-[テキスト]グループ-[ヘッダーとフッター] より表示することもできます。

[ヘッダーとフッター]ダイアログ ボックス には、[スライド]タブ と [ノートと配布資料]タブ の2つのタブがあります。

いいいい
ヘッダーとフッター

[スライド]タブ での設定は、スライド上に表示する内容の設定です。
印刷においては、スライドのみを用紙に印刷する 印刷設定 [フル ページ サイズのスライド] のレイアウトでの場合です。

[ノートと配布資料]タブ の設定は、印刷設定 [配布資料]、[ノート]、[アウトライン] のレイアウトで印刷する場合の 用紙に印刷する表示内容設定となります。
設定には、[日付と時刻]、[ページ番号]、[ヘッダー]、[フッター] 4つの設定があり、それぞれ、印刷する用紙の 右上、右下、左上、左下に表示される内容です。

[日付と時刻] の [固定]ボックス には、特に日付を指定する必要はなく、任意の文字列などの設定も可能です。
印刷時の配置は、次の 各種マスターでの設定となります。

3.各種マスター

先のヘッダーとフッターの設定により、印刷時に表示する内容を設定することができましたが、書式や配置を 初期状態より変更したい場合があります。
ヘッダー、フッターの書式や配置を変更するには、各種マスターの設定となります。

1) スライド マスター

印刷設定 [フル ページ サイズのスライド] のレイアウトでの印刷は、用紙に1枚のスライドの印刷となり、この場合 印刷の対象はスライドのみです。

[ヘッダーとフッター]ダイアログ ボックス の [スライド]タブ で設定した内容は、スライド上の [日付]、[フッター]、[スライド番号] の各プレースホルダーに表示されます。
各プレースホルダーの 表示書式や位置は、スライド マスター で変更することができます。

スライドにおける ヘッダーとフッター、スライドマスターの詳細は、学習ページ [3.スライド操作設定]-[13スライドマスター]-[2.ヘッダーとフッター] でご紹介しています。

スライド マスター
スライド マスター

2) 配布資料マスター

印刷設定 [配布資料] のレイアウトで印刷する場合、[ヘッダーとフッター]ダイアログ ボックス[ノートと配布資料]タブ で設定した [日付と時刻]、[ページ番号]、[ヘッダー]、[フッター] のプレースホルダーが、印刷されます。
プレースホルダーの 書式と配置の変更は、配布資料マスター を表示して設定します。

配布資料マスター の表示は、[表示]タブ-[マスター表示]グループ-[配布資料マスター表示 (配布資料マスター)] をクリックします。

配布資料マスター は、リボンに追加された [配布資料マスター]タブ に表示されます。
配布資料マスター では、スライド マスター と同様に 通常のスライドと同様の操作性です。
テキスト ボックス や 画像 など、自由に挿入することができます。

配布資料マスター
配布資料マスター

[配布資料マスター]タブ-[ページ設定]グループ で並ぶコマンドについては、次の通りです。

  • 配布資料の向き ...[スライドのサイズ]ダイアログ ボックス の [印刷の向き] の [ノート、配布資料、アウトライン] と、また 印刷設定画面の [縦方向]/[横方向] と連動
  • スライドのサイズ ...[スライドのサイズ]ダイアログ ボックス が表示される
  • 1ページ当たりのスライド数 ...印刷設定画面とは連動なし

[配布資料マスター]タブ の [プレースホルダー]グループ で チェック ボックス をオフにすると、プレースホルダー自体が非表示となり、印刷にも表示されなくなります。
同じく [背景]グループ での設定は、配布資料での印刷における配色や背景 の設定となります。

印刷設定画面 のレイアウトで [用紙に合わせて拡大/縮小] がオンになっていると、配布資料の向きが 縦方向の場合に、下部のフッターなどが表示されない場合があります。

3) ノート マスター

ノート、アウトライン のレイアウトで印刷する場合も、[ヘッダーとフッター]ダイアログ ボックス の [ノートと配布資料]タブ での設定内容が、印刷されるようになります。
プレースホルダーの書式と配置の変更は、ノート マスター を表示して設定します。

ノート マスター の表示は、[表示]タブ-[マスター表示]グループ-[ノート マスター表示 (ノート マスター)] をクリックします。
ノート マスター は、リボンに追加された [ノート マスター]タブ に表示されます。

ノート マスター
ノート マスター

[配布資料マスター]タブ での操作性や コマンドの動作は、[配布資料マスター]タブ と同様となります。

プレゼンの際の必要事項等を ノート に書きこみ、ノート のレイアウトで印刷して、プレゼン時に利用するようなケースもあります。

プリンターの設定で複数のスライドを印刷

1枚用紙に 複数枚のスライドを印刷するには、配布資料のレイアウトで行うのが簡単ですが、プリンターの機能によっても可能になる場合があります。

印刷設定画面のレイアウトでは [フル ページ サイズのスライド] の設定にしておき、[プリンターのプロパティ] をクリックして、接続しているプリンターのプロパティ画面を表示します。
プリンターにより設定画面が違いますが、「割り付け」 や 「ページ集約」 などの設定を利用します。

用紙に配置されるスライドのサイズや間隔は、PowerPoint の配布資料印刷とは違うものとなりますので、なるべく大きくスライドを表示したい場合など、試す価値はあります。


[PPTラーニング]-[4. 保存と印刷] の学習ページ [18印刷] でした。
次のページは、[プレゼンスキル]-[5. メディア挿入] に入り [19ビデオ] です。