06図形とテキスト|2. 挿入オブジェクト
[PPTラーニング] の学習ページ [2. 挿入オブジェクト]-[06図形とテキスト] の学習内容です。
使用しているバージョンは、Windows 11 / PowerPoint 2024 です。
学習の操作確認でご利用いただけるよう サンプルの プレゼンテーション ファイル を用意しております。
次のリンクをクリックし、ご自由に ファイルをダウンロードしてください。
学習用 サンプルファイル →ダウンロード(PPTnavi.pptx)
1.図形の作成
1) 図形の挿入
PowerPoint では、四角形や円、線などの基本図形や星やブロック矢印、吹き出しなどの図形を簡単に挿入、編集することができます。
図形は 次の場所から挿入することができます。
- [ホーム]タブ-[図形描画]グループ-[図形]
- [挿入]タブ-[図]グループ-[図形]
- [図形の書式]タブ-[図形の挿入]グループ-[図形](図形を選択している場合、コンテキスト タブ)
目的の図形を選択し、挿入したい位置で クリック または ドラッグ して挿入します。
クリックして挿入した場合は 正方形など縦横同率の図形、ドラッグの場合は任意サイズの図形を描くことができます。
複数の図形を編集していく場合、先に必要な図形をすべて挿入し、テキストや書式はあとから設定する方が 効率のよい操作ができます。
図形の挿入技
図形を挿入する際に、キーを押しながら挿入 などの操作により、便利な挿入方法があります。
- Shift + 挿入 ...まっすぐな直線、または正方形など縦横が同率の図形を描画
- Ctrl + 挿入 ...ドラッグ開始位置を中心として図形を描画
- Ctrl + Shift + 挿入 ...ドラッグ開始位置を中心として縦横が同率の図形を描画
- 図形のボタンを右クリック-[描画モードのロック] ...同じ図形を続けて描く
2) 図形の選択とハンドル
挿入した図形は、クリックすると選択され、ハンドル が表示されす。
基本は 白い丸ですが、図形や状況によっては、黄色や緑などいくつかの種類のハンドルが表示されます。(PowerPoint のバージョンによりハンドルの色形が多少違います)
白い丸のハンドルは サイズ変更ハンドル または 単に ハンドル といい、ハンドル上をポイントし、マウスポインタ―が両向き矢印のときに 図形のサイズを変更することができます。
上部の丸い矢印のハンドルは 回転ハンドル、ハンドルを回すようにドラッグすると 図形を回転させることができます。
図形によって表示される 黄色のハンドルは 調整ハンドル または コントロール ハンドル で、ハンドルをドラッグすることで、その部分の傾きや丸みなどを調整することができます。
複数の図形を コネクタ や 線 などで結んだ場合、連結したポイントには 緑色のハンドル(接続ポイント)が表示され、その後図形を移動させても 結ばれた状態で 線がついてきますので、編集が楽になります。
連結していないときは 白い丸の サイズ変更ハンドル が表示されます。
複数の図形を選択するには、Shiftキー を押しながら目的の図形をクリックしていきます。
図形の選択技
図形を選択するとき、図形が重なっていて選択しにくい場合や、多数まとめて選択したい場合などがあります。そのようなケースで有効な選択方法です。
- 白矢印のマウスポインターで目的の図形をすべて含むようドラッグ ...ドラッグ範囲内にすべてのハンドルが入った図形を選択する
- [ホーム]タブ-[編集]グループ-[選択]-[オブジェクトの選択と表示] ...[選択]作業ウィンドウ の一覧よりクリックして選択
- 図形を1つ選択して Tab または Shift + Tab ...挿入順またはその逆順で1つずつオブジェクトを選択
- 図形を1つ選択して Ctrl + A ...スライド上すべてのオブジェクトを選択
最初のドラッグの方法は手軽で早いです。
オブジェクトのすべてのハンドルが入らないと選択されないことを利用し、範囲内のオブジェクトを選択し分けることができます。
2番目 [選択]作業ウィンドウ の方法は、確実に選択できます。
選択が難しいオブジェクトの選択、オブジェクトの名前を確認したいとき、不要なオブジェクトの発見にも役立ちます。
3番目 Tabキーを使用した方法は、重なって下になっているような 選択が難しい場所にあるオブジェクトを選択するときに有効です。
4番目の ショートカット キーは 全選択、すべてを選択する際の あらゆるケースで使用できます。
いずれの方法も、プレースホルダーを含む すべてのオブジェクトが対象となります。
複数選択された図形(オブジェクト)の中で必要ない図形を除くには、Ctrlキー を押しながら外す図形をクリックします。 大半を選択する場合は、全選択してから、不要なオブジェクトを除く方が効率的です。
2.図形の基本編集
1) 編集とマウス ポインター
図形を挿入したあとで、移動やサイズ変更などの基本編集を行う方法をご紹介します。
挿入した図形の基本的な編集は、対象の図形を選択しハンドルをドラッグして行います。
基本の編集には、移動、サイズ、調整、回転の4種類があります。
- 移動 ...図形の上、マウスポインターが黒い4方矢印の状態でドラッグ
- サイズ ...サイズ変更ハンドルの上、マウスポインターが白い両向き矢印の状態でドラッグ(ドラッグ中のマウスポインターは黒十字)
- 調整 ...図形にある黄色いコントロール ハンドル(調整ハンドル)をドラッグ
- 回転 ...図形の上にある回転ハンドルの上にマウスポインターを合わせてドラッグ
移動、サイズ変更、回転は、複数図形を選択し、まとめて操作することができます。 黄色いコントロール ハンドルは、傾きや丸み、割合などを調整することができ、四角形など ハンドルが表示されない図形もあります。
図形の基本編集技
図形の移動やサイズ変更の際に、キーを押すなどの操作により、次のような特定の動作となります。
- Shift + 移動 ...水平もしくは垂直に移動
- Ctrl + 移動 ...図形のコピー
- Shift + サイズ変更 ...縦横の比率を保ちサイズ変更
- Ctrl + サイズ変更 ...中心点を固定してサイズ変更
- Ctrl + Shift + 移動 ...図形を水平もしくは垂直にコピー
- Ctrl + Shift + サイズ変更 ...中心点固定で縦横の比率を保ちサイズ変更
そのほか、図形を選択して ↑→↓←方向キーを使用した移動やサイズ変更をの方法があります。 方向キーの場合も、キーの組み合わせで特定の動作となります。
- 方向キー ...その方向に移動
- Shift + 方向キー ...中心点固定で、その方向にサイズ変更
- Ctrl + Shift + 方向キー ...中心点固定で、微細にその方向にサイズ変更
2) 数値でサイズ設定
複数の図形を同じサイズにしたい場合など、ドラッグよりも数値での設定が早く確実です。
対象の図形を選択し、[図形の書式]タブ-[サイズ]グループ に 数値設定する [図形の高さ]、[図形の幅] があります。
サイズが違う図形を選択している場合、ボックス内は空欄、同じサイズの場合は その数値が入ります。
ボックスに数値を直接指定したり、スピンボタンを使ったりしながら、目的のサイズに成形していくことができます。単位は cm です。
図形の複製
同じ種類同じサイズの図形を複数作成するのであれば コピーして貼り付けすれば同じ図形ができあがりますが、PowerPoint では、コピー/貼り付けのコマンドが合体した [複製] が効率的です。
[複製] のショートカットキーは Ctrl + D、図形を選択して Ctrl + D だけで 同じ図形ができあがります。
リボンでのコマンドの位置は、[ホーム]タブ-[クリップボード]グループ-[コピー]-[複製] です。
さらに、同じ図形を等間隔で並べるような場合、1つ図形を複製し、複製した図形を配置したい場所に移動、移動した図形を元に複製をしていくと、同じ間隔で図形が複製されていきます。
3) サイズや位置の詳細設定
高さや幅以外に、回転の度数や位置などを詳細に数値設定したい場合は、 [図形の書式設定]作業ウィンドウ を表示します。
[図形の書式設定]作業ウィンドウ の表示方法は、[図形の書式]タブ-[サイズ]グループ 右下 ダイアログ ボックス起動ツール をクリックします。
図形を右クリックして [図形の書式設定]作業ウィンドウ を表示した場合は、[図形のオプション]-[サイズとプロパティ] を選択した設定画面です。
3.図形とテキスト
1) テキスト ボックス
スライドのプレースホルダー以外の何もない位置に文字を入れたい場合、Word のように 直接入力できないため、何らかのオブジェクトを挿入する必要があります。
その中で、シンプルなテキスト文字を挿入する場合は、テキスト ボックス を使用します。
テキスト ボックスには、横書きの [テキスト ボックス] と [縦書きテキスト ボックス] があります。
テキスト ボックス は 図形に含まれ、次の場所から挿入することができます。よく使用される図形ですので、下記3番目、テキスト ボックス専用のボタンも用意されています。
- [ホーム]タブ-[図形描画]グループ-[図形]
- [挿入]タブ-[図]グループ-[図形]
- [挿入]タブ-[テキスト]グループ-[テキスト ボックス]
テキスト ボックス挿入時の幅について
テキスト ボックス をクリックで挿入すると、入力していくと枠の幅も伸びていきます。最初に改行したところでテキスト ボックスの幅となります。
幅を決めてドラッグして テキスト ボックス を挿入した場合、その幅で改行されて入力していくことができます。
いずれにせよ、後で幅は変更できますが、うまく利用すれば効率よく操作できます。
2) ワードアート
ワードアートは、デザイン効果の高い飾り文字を挿入することができます。
ワードアートの作成は、[挿入]タブ-[テキスト]グループ-[ワードアートの挿入]ボタン をクリックし、一覧の中からデザインをクリックすると、スライド中央にワードアートが挿入されます。
あとは「ここに文字を入力」の内容を書き換えて作成します。
挿入後のワードアートは、図形の要領で編集していくことができます。
3) 図形内にテキスト
テキスト ボックスではなく、四角形などの基本図形の中に、テキストを挿入することができます。
図形にテキスト文字を入れるには、図形を選択し直接文字を入力していきます。文字は既定で、図形の中央に入ります。
図形内の文字位置は、学習ページ [2. 挿入オブジェクト]-[07図形の書式設定]-[3.ワードアートのスタイル] ステップアップ [図形内のテキストの位置を調整] でご紹介しています。
4. 変形図形の作成
PowerPoint では、図形の一覧より挿入した図形から変形した 新しい図形を作成することができます。
1) 図形の反転
図形を挿入後、図形を [上下反転] または [左右反転] することで、図形の一覧にはない新しい図形を作成することができます。
反転 の設定は、次の場所から行います。
- [図形の書式]タブ-[配置]グループ-[オブジェクトの回転 (回転)]-[上下反転]/[左右反転]
- [ホーム]タブ-[図形描画]グループ-[配置]-[オブジェクトの回転 (回転)]-[上下反転]/[左右反転]
上下反転 と 左右反転 の図形は、回転した同じ図形となります。
2) 頂点の編集
既定の図形を [頂点の編集] により自由に変形させることができます。
コマンドは、[図形の書式]タブ-[図形の挿入]グループ-[図形の編集]-[頂点の編集] にあります。
その他、図形を右クリック-[頂点の編集] をクリックします。
頂点の編集 の状態になると、図形の黒い頂点が表示され、頂点や線上をドラッグすると形を自在に変形させていくことができます。 頂点は、線上をドラッグ または 右クリック-[頂点の追加] をクリックして、新しい頂点が作成され 編集することができます。
3) 図形の結合
PowerPoint2013 からの機能に、[図形の結合]があります。
複数の図形を選択して、次の5つの状態の新しい図形を作り出すことができます。
図形の結合のコマンドは、[図形の書式]タブ-[図形の挿入]グループ-[図形の結合] にあります。
[図形の結合] には、[結合]、[抜き/合成]、[切り出し]、[重なり抽出]、[単純型抜き] の5つのコマンドがあり、新たな図形を作り出すことができます。
- 結合 ...結合した形状の図形となる
- 型抜き/合成 ...結合した形状で 重なり部分を透明を交えた交互の配色にする
- 切り出し ...区切れた形状の図形を作成
- 重なり抽出 ...一番重なりの多い形状の図形となる
(一番多く重なる部分が複数あるなど 判別されない場合は何も作成されない) - 単純型抜き ...最背面の図形の重なりのない部分となる
不可能と思われる形状の図形も、図形の結合 の機能を駆使することで作成することができます。
[PPTラーニング]-[2. 挿入オブジェクト] の学習ページ [06図形とテキスト] でした。
次のページは、[07図形の書式設定] です。