13スライドマスター|3. スライド操作設定
[PPTラーニング] の学習ページ [3. スライド操作設定]-[13スライドマスター] の学習内容です。
使用しているバージョンは、Windows 11 / PowerPoint 2024 です。
学習の操作確認でご利用いただけるよう サンプルの プレゼンテーション ファイル を用意しております。
次のリンクをクリックし、ご自由に ファイルをダウンロードしてください。
学習用 サンプルファイル →ダウンロード(PPTnavi.pptx)
1.スライド マスター
1) スライド マスター とは
スライド上の背景や文字、行頭文字などの書式やプレースホルダーの配置など、テーマの設定は スライド マスター で管理されています。
既定で表示される 真っ白のスライドも Office テーマ が設定された状態ですので、すべてのプレゼンテーションは いずれかのテーマを使用しています。
テーマを管理する スライド マスター で設定や編集と行うと、適用されているすべてのスライドに反映します。
例えば、タイトルの書式やプレースホルダーの位置の変更をはじめ 画像を表示するなど、スライドすべて または 同じレイアウトのスライドに設定するような場合、スライド マスター で編集すると、1回の編集で複数のスライドに反映させることができ、統一感ある仕上がりとなります。
スライド マスターは [表示]タブ-[マスター表示]グループ-[スライド マスター表示 (スライド マスター)]ボタン をクリックし表示します。
また、Shift + ステータス バー の [標準]ボタン でも切り替え可能です。
2) スライド マスター の構成
スライド マスターを表示すると、一番左に [スライド マスター]タブ が表示され、[デザイン]タブ などいくつかのタブが非表示となります。
左に表示される ナビゲーションには、一番上に大きな スライド マスター(テーマのスライド マスター)、以下スライドの各レイアウトのマスターが用意されています。
ナビゲーション の各サムネイルをポイントすると、使用されているレイアウトの場合「レイアウト名: スライド n で使用される」(nはスライドの番号)と表示され、使用されていないレイアウトには「レイアウト名: どのスライドでも使用されない」とポップ表示されます。
各マスターには、実際に編集するスライドに表示されている プレースホルダー のほかに、スライドには初期は表示されない 下部の3つのプレースホルダーがあります。
日付、フッター、シャープ記号が表示されているプレースホルダーを、まとめて フッター と呼びます。(内容の表示など 詳しくは後述)
フッターは、テーマによって位置が違います。
3) スライド マスター の編集
スライド マスターの編集は、[スライド マスター]タブ と、他のタブも使用して、書式設定からオブジェクトの挿入まで 通常のスライドと同じように編集することができます。
[スライド マスター]タブ の[マスターの編集]グループ、[マスターレイアウト]グループのコマンドを、まとめてご紹介します。
- [新しいスライド マスターの挿入] ...新しいスライド マスターを追加
- [レイアウトの挿入] ...新しいレイアウトを追加、初期は[ユーザー設定レイアウト]と名前が付けられる
- [スライドの削除] ...使用していない レイアウト を削除する、複数のスライド マスター を持つときに スライド マスター を削除する
- [名前の変更] ...レイアウト名の変更
- [保持] ...複数のスライド マスター を持つときに、スライドで使用されていなくても削除されないよう保持される
- [マスターのレイアウト] ...テーマのスライド マスターにおけるプレースホルダーの表示/非表示
- [プレースホルダーの挿入] ...各レイアウトのマスターに新しいプレースホルダーを挿入
- [タイトル]、[フッター]チェック ボックス ...各レイアウトのマスターにおける タイトル と フッター の表示/非表示
スライド マスターでの操作における操作や動作状況を 以下にまとめました。
- テーマのスライド マスターで編集すると、配下にある各レイアウトのマスターに反映する
- レイアウトのマスターで編集すると、そのレイアウトが指定されているスライドのみで反映する
- 各レイアウトのマスターは、使用されていない場合削除できる
- マスターで画像を挿入すると、該当のすべてのスライドで 同じ位置に画像が表示される
- スライド上で選択できない 編集できないオブジェクトはマスターに挿入されており、選択編集できる
スライド マスターを使用した編集手順は、最初に 全スライドの共通設定を一番上の テーマのスライド マスター で行い、その後 レイアウトのマスターを編集していくのが効率的です。
レイアウトのマスターや スライド上で先に編集すると、テーマのスライド マスター と レイアウトのマスター との連携が取れなくなったり、スライドに変更が反映しないケースが発生します。
4) スライド マスター を閉じる
次の方法で、スライド マスター の表示を終了し、スライドの編集に戻ることができます。
- [標準] や [スライド一覧] など表示モードを切り替える ...ステータス バーの小さいボタンが便利、その他 [表示]タブ
- [スライド マスター]タブ-[閉じる]グループ-[マスター表示を閉じる](上図)
- ステータス バー の [標準]ボタン
2.ヘッダーとフッター
1) フッター領域の表示
スライド マスター の表示では、スライド上には、日付、フッター、シャープ(<#>)の プレースホルダー があります。
シャープのプレースホルダー は、スライド番号 が表示される場所です。
プレゼンテーション 作成初期では、この3つのプレースホルダーは スライド上には内容が表示されません。
スライド番号などを実際にスライドに表示するには、[ヘッダーとフッター]ダイアログ ボックス での設定が必要になります。
[ヘッダーとフッター]ダイアログ ボックス は、[挿入]タブ-[テキスト]グループ-[ヘッダーとフッター] をクリックして表示します。
2) フッターの設定
スライド上のフッター領域の設定は、[ヘッダーとフッター]ダイアログ ボックス、[スライド]タブ で設定します。
ダイアログ ボックス の [スライドに追加] にある3つのチェック ボックス、[日付と時刻]、[スライド番号]、[フッター] をオンにし、[フッター] は テキスト ボックス に文字列を入力すると、スライド上に表示されるようになります。
- 日付と時刻 ...[自動更新]オプション の場合は、現在の日付/時刻を表示、[固定]オプション は常に同じ内容を表示(日付/時刻以外の文字列でも問題なし)
- スライド番号 ...スライド番号の表示(詳細は後述)
- フッター ...チェック ボックスをオンにして、テキスト ボックスに入力した内容を表示
[タイトル スライドに表示しない]チェック ボックス をオンにすると、表紙である タイトル スライド のスライドには、フッターの内容が表示されず、他のレイアウトのスライドには表示されるようになります。
ダイアログ ボックス の確定について、[適用] をクリックした場合は選択しているスライドのみ(スライド マスター表示の場合は選択しているレイアウトのマスターのみ)の設定、[すべてに適用] をクリックすると全スライド(スライド マスター表示の場合は全レイアウトのマスター)での設定となります。
表示されたフッターの内容を 全スライドで配置や書式を同じに変更したい場合は、スライド マスター の表示で、該当のプレースホルダーを選択して書式変更や移動を行います。
まとめると、スライド番号 などフッター内容の表示/非表示の設定は [ヘッダーとフッター]ダイアログ ボックス、統一した書式と配置は スライド マスター 上での設定となります。
フッターのスライド上での編集
日付と時刻、スライド番号、フッターの編集について、スライド上で直接個別に書式や配置の変更することもでき、そのスライドのみ別表示にすることもできます。
スライド上で直接内容の編集後、あとから [ヘッダーとフッター]ダイアログ ボックス で [すべてに適用] を行うと、日付と時刻、フッターは 選択しているスライドの内容となります。
プレースホルダー の位置と スライド番号 は、スライドでの編集状態で残ります。
位置や スライド番号 を元に戻すには、該当のプレースホルダーを一度削除し、再度 [ヘッダーとフッター]ダイアログ ボックス で [すべてに適用] を行います。
スライドのヘッダー
スライドでは、ヘッダー領域はありません。
しかし、スライドの上部などにプレースホルダーなどを配置して、ヘッダーとみたてることもあります。
3) スライド番号
スライド番号 は、ページ番号のように スライドに番号を振るもので、非常によく使用されます。
[ヘッダーとフッター]ダイアログ ボックス で、[スライド番号]チェック ボックス をオンにすることで、表示されるようになります。
スライド番号 を表示させると、1枚目のスライドから「1、2、3・・・」と 番号がふられます。
例えば、最初のスライドのレイアウトが タイトル スライド である場合、タイトル スライドは表紙のイメージですので、スライド番号などを表示したくないことがあります。
そこで、[ヘッダーとフッター]ダイアログ ボックス の [タイトル スライドに表示しない]チェック ボックス をオンにすると、タイトル スライド には フッターの内容が表示されなくなります。
ただし、2枚目のスライドから スライド番号 が「2、3・・・」と表示されるようになります。
2枚目のスライドからスライド番号を「1」と表示
表紙のスライドにはスライド番号を表示せず、2枚目のスライドから「1」と表示するよう設定することができます。
[ヘッダーとフッター]ダイアログ ボックス の [タイトル スライドに表示しない]チェック ボックス をオンにするほか、次の設定を行います。
[デザイン]タブ-[ユーザー設定]グループ-[スライドのサイズ]-[ユーザー設定のスライドのサイズ] をクリックし、[スライドのサイズ]ダイアログ ボックス を表示します。
左下にある [スライド開始番号] は初期は「1」となっていますが、「0」に変更します。
これにより、1枚目のスライド番号は「0」となり非表示、2枚目から「1 、2、3・・・」とふられるようになります。
[スライドのサイズ]ダイアログ ボックス の [スライド開始番号] の最小値は「0」となっています。
したがって、2枚目のスライドのスライド番号を「1」とするまではできますが、3枚目以降から「1」や ランダムにスライド番号をふりたい場合は、この方法ではできません。
それを可能にするには、[目的別スライド ショー] を使用するか、スライド枚数が少ない場合は スライドに個別に テキスト ボックス を挿入して作成します。
(詳しくは、姉妹サイト|ヘルプの森」 の 「スライド番号を3枚目から「1」とする、ランダムに番号をふる」 をご参照ください。)
別のマスターとヘッダーとフッター
[表示]タブ の [マスター表示]グループには、あと2つ [配布資料マスター表示 (配布資料マスター)]、[ノート マスター表示 (ノート マスター)] のボタンがあります。
また、[ヘッダーとフッター]ダイアログ ボックス には、もう1つ [ノートと配布資料]タブ があります。
それぞれの設定は、印刷時の設定となり スライド上の設定ではありません。
特に、[ヘッダーとフッター]ダイアログ ボックス の [ノートと配布資料]タブ は、今回の [スライド]タブ と大変似た設定画面ですので、間違えないようご注意ください。
3.スライド マスター の活用
1) ロゴマークの挿入
全スライドの同じ位置に会社などのロゴマークや文字などが表示されているケースは、プレゼン発表や印刷物としてのプレゼンテーションを作成する際にもよくあります。
スライド マスターで設定すると、対象スライドの同じ位置にブレずに表示されますので、効率よくキレイに設定できます。
ロゴマークは基本的に画像ファイルです。
スライド マスター表示して、スライド編集と同じ要領で画像ファイルを挿入し、サイズや配置を整えます。
テーマのスライド マスター に画像を挿入すると、すべてのレイアウトのマスターに画像が設定されます。
このとき、各レイアウトのマスターでは、挿入された画像は 選択できず編集ができません。
タイトル スライド などに表示させたくないなど、画像を一部のレイアウトでのみ表示する場合は、該当のレイアウトのマスターに画像を挿入します。
1箇所で設定後、その画像をコピー、別のスライドで貼り付けると、同じ位置に貼り付けされます。
同じ文字を表示するような場合は、[ヘッダーとフッター]ダイアログ ボックス の [日付と時刻] や [フッター] を利用してもいいですし、スライド マスターに図形やテキスト ボックスを挿入することもできます。
挿入後の文字の書式は、マスター上で通常の編集を行います。
2) テーマの編集
適用したテーマの中で、一部改変したいところがある場合は、スライド マスター で編集します。
テーマは、背景画像に画像や図形などを配置して作成されています。
背景画像は、[デザイン]タブ-[ユーザー設定]グループ-[背景の書式設定] より変更ができますが、テーマで設定されている画像などは、スライド上では選択できず、編集することができない状態となっています。
スライド マスター にすると、スライド上で選択できなかった画像や図形が選択できますので、削除や移動、図形であれば 色の変更などを行うことができます。
3) テーマの保存
スライド マスター で編集したテーマは 保存することができます。
会社やグループなどで、いつも使用するデザインとして活用することができます。
テーマの保存方法は、次の2か所からです。 どちらからでも同じです。
- [スライド マスター]タブ-[テーマの編集]グループ-[テーマ]-[現在のテーマを保存]
- [デザイン]タブ-[テーマ]グループ-[テーマ]-[現在のテーマを保存]
新しくテーマを保存すると、テーマ選択の一覧の上段に [ユーザー定義] のテーマが表示され、選択できるようになります。
テーマ保存の詳細は、学習ページ [4. 保存と印刷]-[16保存]-[2.テンプレート・テーマの保存] でご紹介しています。
[PPTラーニング]-[3. スライド操作設定] の学習ページ [13スライドマスター] でした。
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