11グラフ|2. 挿入オブジェクト
[PPTラーニング] の学習ページ [2. 挿入オブジェクト]-[11グラフ] の学習内容です。
使用しているバージョンは、Windows 11 / PowerPoint 2024 です。
学習の操作確認でご利用いただけるよう サンプルの プレゼンテーション ファイル を用意しております。
次のリンクをクリックし、ご自由に ファイルをダウンロードしてください。
学習用 サンプルファイル →ダウンロード(PPTnavi.pptx)
1.グラフの作成
グラフは数値データの推移や割合、量や大きさなどを視覚化し、その情報をわかりやすく表現することができます。
グラフは プレゼンテーションにもよく使用されます。
1) グラフの種類
グラフは、17種類、60以上の パターンで作成できるようになっています。
グラフの指定は、[グラフの挿入]ダイアログ ボックス で行います。
データを見せる目的、何を表し、比較するかにより、グラフを選択します。
グラフの種類と特徴は次のとおりです。
- 縦棒 ...項目の量的比較やデータの推移
- 折れ線 ...データの推移
- 円 ...項目の割合、構成比
- 横棒 ...項目の量的比較やデータの推移
- 面 ...データの推移、比率
- 散布図 ...2つの軸によるデータの分布を表す
- マップ ...世界の国の比較分布による塗分け
- 株価 ...株価の動きを表現
- 等高線 ...地形図のほか、データの傾向や特徴を捉える
- レーダー ...複数の項目をまとめて比較
- ツリーマップ ...データを階層構造で表示、階層内の割合を比較
- サンバースト ...階層データの比率、ドーナツグラフに似ている
- ヒストグラム ...度数分布表の棒グラフ、パレート図
- 箱ひげ図 ...データの分布、平均と特異ポイント協調される
- ウォーターフォール ...最初の値からの増減を表示(金融データの累計など)
- じょうご ...プロセスにおける値の表示
- 組み合わせ ...種類の違うグラフを組み合わせて表示
2) グラフの挿入
グラフを挿入するには、次の場所からとなります。
- [挿入]タブ-[図]グループ-[グラフの追加]
- コンテンツ プレースホルダー の [グラフの挿入]
どちらからでも、[グラフの挿入]ダイアログ ボックス が表示され、作成するグラフを選択して挿入することができます。
グラフは、選択したパターンの既定のスタイル、ダミーのサンプルデータで仕上がります。
3) Excel のグラフをコピー
Excel に仕上がっているグラフがある場合は、コピー/貼り付け することもできます。
貼り付け方によって、後の編集方法が変わります。
貼り付けるとき または 貼り付け後、[貼り付けのオプション] に表示される貼り付け方法は、左から順に以下の5種類です。
- [貼り付け先のテーマを使用しブックを埋め込む]
- [元の書式を保持しブックを埋め込む]
- [貼り付け先テーマを使用しデータをリンク]
- [元の書式を保持しデータをリンク]
- [図]
大きく分けると 「ブックを埋め込む」、「データをリンク」、「図」 の3つです。
ブックを埋め込む を選択すると、そのグラフは PowerPoint で作成したグラフと同様に編集できるもの、つまり PowerPoint のグラフとなります。
2種類あるのは、PowerPoint のテーマに合わせた書式にするか、Excel のテーマの書式を引き継ぐかの選択です。
データをリンク を選択すると、グラフのデータ元は Excel のデータとなり、Excel でデータを更新すると、PowerPoint のグラフが更新されます。
グラフ元のデータを編集するときは、リンク元の Excel が表示されます。
2種類ある書式については、先ほどと同じです。
図 を選択すると、グラフは図(画像)として挿入されるため、グラフとしての編集はできません。
編集されたくないデータの場合にも有効です。
2. グラフの編集
挿入されたグラフを選択すると、[グラフのデザイン]タブ、[書式]タブ が表示され、グラフ専用の編集を行っていくことができます。
その他、フォントの通常書式の編集は、[ホーム]タブ を利用します。
基本的に Excel のグラフと同じように編集することができます。
1) グラフ データ
グラフには元となる数値のデータが必須となります。
PowerPoint でグラフを挿入すると、初期はサンプルデータでグラフが作成されます。
サンプルデータは、挿入時に表示される [Microsoft PowerPoint 内のグラフ](データシート) にあり、実際のデータを入力して編集をします。
データシートには、手入力でデータ変更するほか、Excel のデータをコピーして貼り付けることもできます。
数値だけでなく、 項目名も編集、必要に応じて 行や列の追加や削除を行います。データを変更すると、グラフにすぐに反映します。
データシートを閉じた後で、再度 データシートを表示するには、次の方法があります。
- [グラフのデザイン]タブ-[データ]グループ-[データを編集します (データの編集)]
- グラフを右クリック-[データの編集]
[データの編集] をクリックすると、[データの編集] と [Excel でデータを編集] では、の2つのコマンドが表示されます。
[データの編集] は手入力でデータのみを修正変更する簡易なデータシートが表示されます。
[Excel でデータを編集] では、データシートが Excel で表示されるので、関数など Excel の機能を使用して編集することができます。
データの削除
データシートの編集の際に データ項目が少なくなる場合、データを Deleteキーで削除しただけでは、グラフ領域はそのままのため、値 0 のグラフとして、スペースが空いたように グラフに反映されます。
完全に削除する場合は、該当の行や列を削除します。削除は、行 または 列を選択して 右クリック-[削除] です。
または、入力データはそのままでも、データの青い枠線の右下端などに表示されるハンドルをドラッグし、領域を変更することでも反映します。
行/列の切り替え
例えば、棒グラフ(集合縦棒)を挿入、既定で作成したグラフは、横軸にカテゴリが並び、棒グラフとなっているのは系列です。
基本的にグラフの形状を編集する場合は データシートの表を編集しますが、データの配置を縦横入れ替える場合は、[グラフのデザイン]タブ-[データ]グループ-[行/列の切り替え] をクリックするだけでグラフの表示が切り替わります。
[行/列の切り替え] は、データシートが表示されている間のみ使用できます。
2) クイック レイアウト
グラフ全体のレイアウト デザインとして、セッティングされた典型的なレイアウトがいくつか用意されています。 [グラフのデザイン]タブ-[グラフのレイアウト]グループ-[クイック レイアウト] の一覧より、レイアウトをポイントして グラフの反映を確認しながら設定していくことができます。
3) グラフ スタイル
グラフ全体のスタイルは、[グラフのデザイン]タブ-[グラフ スタイル]グループ では、[グラフ クイック カラー (色の変更)]、[クイック スタイル] により、色やスタイルを変更することができます。
見栄えのよいグラフを 素早く仕上げることができます。
グラフの色
グラフの色を別の色などに変更、また 部分的に色を変更するには、対象を選択して、[書式]タブ-[図形のスタイル]グループ で、図形と同様に設定することができます。
例えば 集合縦棒グラフで、棒をクリックして選択すると すべての同じ色の棒が選択されます。
特定の棒のみ選択するには、一度すべての棒を選択後、対象の棒をクリックします。
ここまでの設定で、短時間で見栄えのよいグラフを作成していくことができます。
4) グラフの種類の変更
グラフを作成後に、編集したデータは引き継ぎながら、別の種類のグラフに変更することができます。 グラフの種類変更は、[グラフのデザイン]タブ-[種類]グループ-[グラフの種類の変更] より行います。
[グラフの種類の変更] をクリックすると、[グラフの種類の変更]ダイアログ ボックス が表示され、挿入時と同様にグラフを選択していくことができます。
3.グラフ要素
1) グラフ要素とその名称
グラフは必要に応じて、さらに細かく設定変更していくことができます。
グラフの各部位のことを グラフ要素 といい、要素を選択しながら設定していきます。
グラフを編集するにあたって、各要素の名称を確認しておきましょう。
- グラフ エリア ...グラフ全体
- グラフ タイトル
- プロット エリア ...グラフの背景
- 横 (項目) 軸 ...X軸
- 縦 (値) 軸 ...Y軸
- 横 (項目) 軸 ラベル
- 縦 (値) 軸 ラベル
- 縦 (値) 軸 目盛線
- 凡例 ...系列のタイトル
- データ系列 ...グラフに表示する同じグループのデータ
- データ ラベル ...要素の値を表示したもの
上記は縦棒系グラフでのグラフ要素ですが、横棒グラフの場合は配置が逆になりますので、「横 (値) 軸」「縦 (項目) 軸」となります。
2) グラフ要素の表示/非表示
各グラフ要素について、表示/非表示、表示位置の設定を行うことができます。
[グラフのデザイン]タブ-[グラフのレイアウト]グループ-[グラフ要素を追加] の一覧より、非表示や表示位置を指定することができます。
そのほか、グラフを選択したときに表示される、グラフ エリア 右上の+のボタン [グラフ要素] からも、 表示/非表示の設定ができます。
表示/非表示 の設定を行うことが多いグラフ要素は、グラフ タイトル、データ ラベル、凡例です。
グラフ要素の位置は 手動でも移動できますが、[グラフ要素を追加] より設定すると、レイアウトが自動で整えられるので 効率的です。
4.グラフの詳細設定
1) グラフ要素の選択と書式設定
グラフ要素は、対象をクリックして選択することができます。
そのほか、[書式]タブ-[現在の選択範囲]グループ-[グラフ要素]ボックス から選択することもできます。
選択しにくい要素の場合に有効なほか、表示されているかどうかの確認もできます。
[グラフ要素]ボックス には、選択されている要素名が表示されます。
選択したグラフ要素に対し詳細な設定を行うことができます。
詳細設定は、[〇〇の書式設定]作業ウィンドウ を使用します。〇〇には要素名が入ります。
作業ウィンドウ の表示方法は、グラフ要素を選択し、次の方法となります。
- 要素をダブルクリック
- Ctrl + 1
- 右クリック-[〇〇の書式設定]
- [書式]タブ-[現在の選択範囲]グループ-[選択対象の書式設定]
書式設定の作業ウィンドウでは、(図形の場合と同じく)上段で複数の項目に分かれています。
[〇〇の書式設定] とある下 2段目の、[〇〇のオプション] の左にある下向き矢印をクリックすると、要素の一覧を選択できるようになっており、その選択によって、実際のグラフ要素の選択も反映します。
グラフ要素の選択により、要素の設定がその下に複数に分かれます。
[書式設定]作業ウィンドウを表示したまま、別の要素を選択すると、その要素の設定画面となりますので、続けて設定していくことができます。
2) データ系列とデータ要素
グラフの書式設定の中で、選択場所により [データ系列の書式設定] と [データ要素の書式設定] があります。
データ系列 とは、 グラフに表示する同じグループのデータのことで、グラフ データでは 1列 または 1行のデータ、凡例に表示されるデータのことです。
棒グラフの場合 同じ色の棒をすべて選択した状態、円グラフの場合 円グラフ全体を選択した状態、折れ線では 1本の線を選択した状態です。
データ要素 は、系列を構成するす各要素、グラフ データでは 1つのセルのデータです。
棒グラフの場合 1つの棒、円グラフの場合は 1つの色を選択した状態、折れ線の場合 1つのマーカーが選択された状態です。
3) グラフ要素の編集
グラフ要素の中で、グラフ タイトル、 横 (項目) 軸 ラベル、縦 (値) 軸 ラベルは、要素を選択し グラフ上で書き換えることができます。
縦 (値) 軸 ラベル の文字を縦書きにする場合は、[ホーム]タブ-[段落]グループ-[文字列の方向] で設定します。
凡例の内容を変更する場合は、元となっている グラフ データ を編集する必要があります。
そのほか、グラフ要素の書式設定において よくある事例を、以下に ご紹介します。
軸の値を千単位にする
棒グラフなどの 縦 (値) 軸(以下縦軸)などの値が大きい場合、ゼロがたくさん並んで桁が分かりづらく、場所を取ったりします。(上図参照)
そこで、軸に単位を設定することで、値の表示がスリムになり見やすくなります。
設定は 縦軸 を選択し、[軸の書式設定] を表示します。
[軸のオプション]-[表示単位] を、[千]など一覧より選択します。
よく使用される「千単位」の場合「1,000」で割りますので、3桁省略となります。
表示単位の設定がわかるように、グラフには 単位がわかるよう「千」の文字が入ります。
折れ線のマーカー
作成された折れ線グラフの マーカーの表示/非表示 や形状の設定場所です。
変更する折れ線を選択し、[データ系列の書式設定] を表示します。
[塗りつぶしと線]、その下の [マーカー] を選択します。
[マーカーのオプション] で、[なし] にした場合はマーカー非表示、[自動] または [組み込み] を指定するとマーカーは表示されます。
マーカーを任意に設定するには、[組み込み] を選択して、[種類] と [サイズ] を指定します。
折れ線全体の色は、[書式]タブ-[図形のスタイル]グループ の [図形の塗りつぶし]、[図形の枠線] で編集することができます。
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