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12画像と図|2. 挿入オブジェクト

[PPTラーニング] の学習ページ [2. 挿入オブジェクト]-[12画像と図] の学習内容です。

使用しているバージョンは、Windows 11 / PowerPoint 2024 です。

学習の操作確認でご利用いただけるよう サンプルの プレゼンテーション ファイル を用意しております。
次のリンクをクリックし、ご自由に ファイルをダウンロードしてください。

 学習用 サンプルファイル →ダウンロード(PPTnavi.pptx)

1.画像の挿入

1) 画像ファイルの種類

画像ファイルは、イラストや写真などの静止画像をファイル化したもので、ファイル形式により多数の種類があります。
ファイル形式は、拡張子で確認でき、おもに次のような種類と特徴があります。

  • ジェイペグ/JPEG (*.jpg, *.jpeg)...フルカラー1677万色、高画質、ファイルサイズ小、写真向き、背景の透過不可、編集により劣化が生じる
  • ピング/PNG (*.png)...256色~1677万色 、透過可、劣化しない、フルカラーでは jpeg よりファイルサイズ大、写真以外の画像向き、背景透過が可能、Web用として開発された
  • ジフ/GIF (*.gif)...256色のみ、ロゴなどイラスト向き、透過可、劣化しない、gifアニメーション
  • エスブイジー/SVG (*.svg)...テキスト データの画像ファイル形式、ファイルサイズ小、拡大しても劣化がほとんどない、色数の少ないロゴなどに適している
  • ウェッピー/WebP (*.webp)...Gogle が開発した画像ファイル形式、ファイルサイズ小、劣化がほとんどない、背景透過が可能
  • ビットマップ/BMP (*.bmp)...256色のみ、劣化しない、ファイルサイズ大、 古くからのWindows標準サポート、Web不可
  • .ティフ/TIFF (*.tif, *.tiff)...画質がよい、ファイルサイズ大、印刷物向き、Web不可

同じ画像で複数のファイル形式がある場合や 今から保存する場合は、画質やファイルサイズなどそのときに応じたものを選択します。
写真であれば JPEG、色数も多機能である PNG は全般的に使用されます。
比較的に新しい SVG や WebP は、劣化がほとんどなく ファイルサイズが小さく済むので、今後 利用が増えていくと思われます。

2) 画像ファイルの挿入

パソコン内にすでに保存されている画像ファイルをスライドに挿入するには、次のような方法があります。

  • [挿入]タブ-[画像]グループ-[画像を挿入します(画像)]
  • コンテンツ プレースホルダー[図]
  • スライド上に画像ファイルを直接ドラッグ
画像ファイルの挿入
画像ファイルの挿入

[挿入]タブ の [画像を挿入します(画像)]-[図]、コンテンツ プレースホルダー の [図]-[このデバイスから] をクリックすると、[図の挿入]ダイアログ ボックス が表示されますので、PC内の保存場所を開き、画像を選択してダブルクリック または [挿入]ボタン をクリックし、画像を挿入します。

[挿入]タブ、コンテンツ プレースホルダー からの [ストック画像] は、Microsoft 社のサーバー上に保存された 写真やイラストを挿入することができます。
ストック画像 は、 Office 文書上で使用する場合であれば、社外資料であっても 著作権は発生しない とあります。
Office 2021 以降のバージョン および Microsoft 365 サブスクライバー のユーザーが利用でき、それ以外のユーザーには、ライブラリの一部にアクセスできます。 すべてのライブラリにアクセスするには、Microsoft 365 アカウントでサインインするか、サブスクライブします。

[挿入]タブ の [オンライン画像] は、インターネット上の画像を Microsoft 社の検索サイト Bing で検索し、取り込むことができます。
オンライン画像 の画像には、著作権がある場合がありますので、使用前に確認する必要があります。

上記3番目 スライド上に画像ファイルを直接ドラッグ の方法は、PowerPoint のスライド と 画像ファイルのアイコン(デスクトップやフォルダー)が両方見えるよう開き、アイコンをスライド上に直接ドラッグします。
PCに保存されている画像の場合は すぐに挿入され、おすすめの方法です。

[図の挿入]ダイアログ ボックス

[図の挿入]ダイアログ ボックス で挿入する画像を選択し、通常の [挿入]ボタン をクリックして挿入できるほか、[挿入] の右に表示される ▼ より、挿入方法を [挿入][ファイルにリンク][挿入とリンク] から選択できるようになっています。
それぞれ、挿入元の画像ファイルが編集されたとき、次のような動作状況となります。

[図の挿入]ダイアログ ボックス
[図の挿入]ダイアログ ボックス

[挿入]の場合、その画像は挿入元の画像と切り離されたものとなり、プレゼンテーションが保有するものとなります。

[ファイルにリンク][挿入とリンク]では、挿入元のファイルとリンクした状態ですので、元のファイルの画像に変更があった場合に、プレゼンテーションを開き直すと画像が更新されます。

[ファイルにリンク]、[挿入とリンク]の違いは、挿入元の画像ファイルが削除されたりファイル名が変更されたとき、[ファイルにリンク]では画像は表示されなくなるのに対し、[挿入とリンク]では最後の状態で表示されます。
[挿入]、[挿入とリンク]に対し、[ファイルにリンク]では、ファイルサイズが小さくてすみます。

3) スクリーンショット

[挿入]タブ-[画像]グループ-[スクリーンショットをとる (スクリーンショット)] は、現在開いているアプリやフォルダーなどのウィンドウや デスクトップ を画像として取り込める機能です。
操作マニュアル作成時や、Webの画面を使いたいときなどに便利です。(著作権には注意してください。)

[スクリーンショット]ボタン をクリック後、次の2つのパターンで取り込むことができます

  • [使用できるウィンドウ] ...開いているウィンドウを画像で取り込む
  • [画面の領域] ...デスクトップを画像で取り込む
スクリーンショット
スクリーンショット

[使用できるウィンドウ] には、PowerPoint 以外に開いているウィンドウが表示されます。
クリックして指定すると、スライドに画像として取り込まれます。
不要な部分があれば、トリミング(後述)を行い、編集します。

[画面の領域] をクリックすると、PowerPoint が最小化されたデスクトップの表示となり、間もなく全体が白く、十字のマウス ポインターが表れます。
画像に取り込みたい領域をドラッグすると、スライドに画像として取り込まれます。

2. 図の編集

1) 図の編集

挿入された図の編集は、図を選択すると用意される [図の形式]タブ、詳細に設定できる [図の書式設定]作業ウィンドウ となります。
基本の操作は、図形と共通です。

図の編集
図の編集

[図の書式設定]作業ウィンドウ は、次の場所から表示することができます。

  • 図を右クリック-[図の書式設定]
  • [図の形式]タブ のグループ右下にある [ダイアログ ボックス起動ツール]
  • リボン コマンドの一番下にあるオプション コマンド

[図の書式設定]作業ウィンドウ の操作性は、図形のときと同じです。

2) サイズ変更、移動、回転

図のサイズ変更 と 移動は、図形と同様の操作性です。
図を選択し、サイズ変更は ハンドル上をポイントし、マウス ポインターが両向き矢印の状態でドラッグ、図の移動は 図の内部や枠線の上で、四方に矢印が表示される状態のマウス ポインターでドラッグします。
既定では、四隅のハンドルでサイズ変更すると、図は縦横比が固定された状態で拡大縮小し、辺の中央のハンドルで行うと、高さや幅の一方を拡大縮小します。

数値でサイズを指定する場合、次の場所に設定があります。

  • [図の形式]タブ-[サイズ]グループ-[図形の高さ]/[図形の幅]
  • [図の書式設定]作業ウィンドウ-[サイズとプロパティ]-[サイズ]-[高さ]/[幅]

数値での設定は、複数の図のサイズ合わせに効率的です。

図のサイズ変更は、既定では サイズの縦横比は固定となっていますので、縦横等倍のサイズ変更となります。
[図の書式設定] にある [縦横比を固定する]チェック ボックス をオフにすると、リボンの設定でも 縦横任意のサイズ変更が可能となります。

サイズ変更、移動、回転
サイズ変更、移動、回転

図の回転も、回転ハンドル をドラッグして任意に回転できるほか、[図の形式]タブ-[配置]グループ-[オブジェクトの回転 (回転)] では、90度の回転や反転を行うことができます。
その他、[図の書式設定]作業ウィンドウ-[サイズとプロパティ]-[サイズ]-[回転] に数値での設定があります。

3) トリミング

図の編集の中で 頻度が高い操作に [トリミング] があります。
トリミングとは、図の表示領域を変更する機能で、図の中の必要な部分のみに、領域変更を行うことができます。
トリミングは、次の場所から行うことができます。

  • [図の形式]タブ-[サイズ]グループ-[トリミング]ボタン(上半分)
  • 図を右クリック-ミニ ツールバー-[トリミング]

トリミングをクリックすると、図のハンドルの部分に黒い枠線で表示される トリミング ハンドル が表示されます。
トリミング ハンドルをドラッグし、任意に図の領域を変更することができます。また、トリミング中に下の図を移動させると、残す領域を移動することができます。

トリミング
トリミング

トリミングの機能は、その他さまざまな機能があり、[トリミング](下半分)の下向き矢印をクリックすると、次のコマンドが表示されます。

  • [トリミング] ...上半分の [トリミング]ボタン に同じ
  • [図形に合わせてトリミング] ...図形の形にトリミングできる、その後次の [縦横比] を指定するとトリミング図形のサイズを変更できる
  • [縦横比] ...一覧の縦横比のサイズでのトリミング枠が表示される、トリミング ハンドルを Shift を押しながらドラッグすると、トリミングの枠が縦横同比率で拡大縮小する
  • [塗りつぶし] ...トリミング後、縦か横か同じサイズで、トリミング枠より大きくなる縦横比を維持した元の図が表示される
  • [枠に合わせる] ...トリミング後、トリミング枠のサイズ内に入る、縦横比を維持した元の図が表示される

Office でのトリミングは、元の図より大きいサイズに設定することができます。元の図より大きい領域は透明になります。

4) 図のスタイル

[図の形式]タブ-[図のスタイル]グループ には、図に効果やトリミングなどを設定した、[クイック スタイル] が用意されています。
クイック スタイル の一覧より選択すると 図にプレビューされますので、イメージを確認しながら設定していくことができます。

図のスタイル
図のスタイル

[図のスタイル]グループ には [図の枠線][図の効果] といった個別の設定ができ、クイック スタイル をさらに変更したり、図に線だけ付けるといったことができます。
さらに、[図の書式設定]作業ウィンドウ-[塗りつぶしと線]、[効果] で詳細設定ができるようになっています。

[SmartArt グラフィックに変換 (図のレイアウト)] では、図を使用した SmartArt にすることができ、複数の図を選択して設定すると、図のサイズや配置が整った状態で作成されます。

3. 図の調整

[図の形式]タブ-[調整]グループ では、挿入した図の明るさや色合い、背景の透過、アート効果といった、図自体を修整する機能をはじめ、設定した書式やサイズのリセット、図の圧縮などの機能も備わっています。
コマンドは、以下の7種類です。

  • [背景の削除] ...背景を削除し、透明化する(後述)
  • [修整] ...色のシャープネス、明るさ/コントラストを修整、一覧より選択
  • [色] ...色の彩度やトーンの調整、モノクロにするなどの色の変更、一覧より選択
  • [アート効果] ...さまざまなタッチの画風に変更、一覧より選択
  • [透明度] ...透明度を一覧より設定
  • [図の圧縮] ...図を圧縮し、挿入した図のサイズを小さくできる(後述)
  • [図の変更] ...図を差し替える
  • [図のリセット] ...元の図にリセットする(後述)
図の調整
図の調整

1) 背景の削除

背景の削除は、図の背景となる部分を指定し、透明化することができます。
図を選択し [背景の削除] をクリックすると、削除する背景と認識された部分が赤紫になり、[背景の削除]タブ が表示されます。

削除部分を修正する場合、[保持する領域としてマーク]、または [削除する領域としてマーク] をオンにして、画像上をドラッグ や クリック をしてマークを付けていくことで、それぞれの領域を認識させていきます。
最後は、[背景の削除を終了して、変更を保持する (変更を保持)] をクリックすると、背景を削除することができます。
[背景の削除を終了して、変更を破棄する (すべての変更を破棄)] は、背景の削除を行わず 元の図に戻ります。

背景の削除
背景の削除

2) 図の圧縮

スライド上の図を圧縮すると、プレゼンテーションのファイル サイズも縮小しますので、図が多い場合は、是非設定したい機能です。 図を選択し、[図の圧縮] をクリックすると、[図の圧縮]ダイアログ ボックス が表示されます。

図の圧縮
図の圧縮

[圧縮オプション] で、[この画像にだけ適用する]チェック ボックスをオフにすると、全スライドのすべての画像に適用されます。
また、[解像度の選択] で目的に合わせて選択します。

[図のトリミング部分を削除する]をオンにすると、トリミングで不要となった部分を完全に削除します。

3) 図のリセット

図のリセットは、編集された図を元に戻す機能で、2種類あります。

  • [図のリセット] ...図に設定した書式変更のみをリセットして戻す
  • [図とサイズのリセット ...挿入時の図の状態にリセットして戻す
図のリセット
図のリセット

例えば、色などの書式と トリミングを含むサイズを変更した図で、図のリセット を行うと 色のみ初期に戻り サイズはそのまま、図とサイズのリセット では 初期の図に戻ります。

4) 修整、色、アート効果、透明度

[修整]、[色]、[アート効果]、[透明度] の各調整は、それぞれ一覧より指定します。

修整、色、アート効果、透明度
修整、色、アート効果、透明度

4. その他の図

1) アイコン

PowerPoint 2019 より登場した アイコン は、何かを端的に伝える白黒の小さなイラスト、シンボルマークです。
次の場所から、挿入することができます。

  • [挿入]タブ-[図]グループ-[アイコンの挿入 (アイコン)]
  • コンテンツ プレースホルダー[図]-[アイコン]
アイコン
アイコン

[ストック画像] のウィンドウの [アイコン] が選択された状態で表示され、挿入したいアイコンを選択、まとめて選択して挿入することもできるようになっています。

挿入したアイコンを選択すると、[グラフィックス形式]タブ が表示され、図形の要領で編集していくことができます。

アイコンの色を部分的に変更する

アイコンを図形に変換すると、構成する各パーツを編集することができます。
アイコンを図形に変換するには、次の場所から行います。

  • [グラフィックス形式]タブ-[変更]グループ-[図形に変換]
  • [グラフィックス形式]タブ-[配置]グループ-[グループ化]-[グループ解除]

パーツを選択して、通常の図形の方法で色などを変更していくことができます。
アイコンによっては、1つの図形にしかならないものもあります。

2) 3D モデル

PowerPoint 2019 より登場の 3D モデル は、リアルな 3D オブジェクト のクリップ アートです。
[挿入]タブ-[図]グループ-[3D モデル] をクリックすると、[オンライン3D モデル] のウィンドウが表示され、挿入したい3D モデルを選択、まとめて選択して挿入することもできるようになっています。
(オンライン3D モデル はインターネットの接続が必要です。)
すでに保存済みの3D モデルは、[3D モデル] の下向き矢印より [このデバイス] をクリックし、ファイルを指定します。

3D モデル
3D モデル

3D モデルを選択すると 中央に表示される [3D コントロール] をドラッグして回転させ、360度の方向で表示することができます。
そのほか、[3D モデル]タブ が表示され 簡単な編集をおこなうことができます。


[PPTラーニング]-[2. 挿入オブジェクト] の学習ページ [12画像と図] でした。
次のページは、[PPTラーニング]-[3. スライド操作設定] に入り [13スライドマスター] です。