19ビデオ|5. メディア挿入
[プレゼンスキル] の学習ページ [5. メディア挿入]-[19ビデオ] の学習内容です。
使用しているバージョンは、Windows 11 / PowerPoint 2024 です。
学習の操作確認でご利用いただけるよう サンプルの プレゼンテーション ファイル を用意しております。
次のリンクをクリックし、ご自由に ファイルをダウンロードしてください。
学習用 サンプルファイル →ダウンロード(PPTnavi.pptx)
1.ビデオの挿入
1) 動画ファイルの種類
スライドにビデオ(動画)を挿入し、スライド ショー で動画を見せることができます。
動画はまさしく 動きを作り、効果的な プレゼン を演出することができます。
動画ファイル は、動画作成に使用した機器やアプリなどにより数多くのファイル形式があります。
その中で、スライドに挿入できる おもなファイルの形式、拡張子は次のとおりです。
- エムピーフォー/MP4 (*.mp4) ...圧縮率が高くサイズが小さい、互換性が高い
- Windows ビデオファイル/AVI (*.avi) ...Windows で再生できる標準的な動画ファイル形式、Microsoftが開発
- Quick Time ムービーファイル/MOV (*.mov) ...高画質、編集性が高い動画ファイル形式、Appleが開発
- Windows Media Video/WMV (*.wmv) ...圧縮率が高く高品質なファイル形式、Microsoftが開発
- エムペグ/MPEG (*.mpg, *.mpeg) ...動画の圧縮するための規格にともなったファイル形式
- Advanced Systems Format/ASF (*.asf) ...AVIを改良した形式、Microsoftが開発
2) 動画の挿入
挿入元の動画(ビデオ)は、パソコンに保存しているものと、Webから取り込むものと、大きく分けて2種類あります。
PCに保存している動画(ビデオ)の挿入は、次の場所から行います。
- [挿入]タブ-[メディア]グループ-[ビデオの挿入 (ビデオ)]-[このデバイス]
- コンテンツ プレースホルダー の [ビデオの挿入]
- スライド上に動画ファイルを直接ドラッグ
1番目2番目の方法は、[ビデオの挿入]ダイアログ ボックス から動画ファイルを指定して挿入します。
3番目の方法、動画ファイルのアイコンを、スライド上に直接ドラッグすることでも挿入できます。
3) オンライン ビデオ
Web上の動画を挿入する場合に 利用できる動画サイトは、YouTube、slideshare、Vimeo の3つです。
挿入する方法は、次の3つの手順で簡単に挿入することができます。
- あらかじめ 挿入するビデオのページを開き、ブラウザのアドレス バーの URL をコピーしておく
- [挿入]タブ-[メディア]グループ-[ビデオの挿入]-[オンライン ビデオ] クリック
- オンライン ビデオ を挿入する画面の テキスト ボックス にコピーした URL を貼り付け
挿入したオンライン ビデオは、図形や図と同じ要領で、移動、サイズ変更、回転を行うことができます。
スライド ショー にすることなく、スライド上でも、オンライン ビデオを再生することができます。
4) 画面録画
画面録画は、デスクトップ上の操作を録画することができる機能です。
次のような手順で録画することができます。
- 使用するアイコンやアプリなどを、デスクトップに配置しておく
- [挿入]タブ-[メディア]グループ-[画面録画の挿入 (画面録画)] をクリック
- 録画範囲を設定
- 録画
- 録画停止
録画で最初に使用するアイコンやアプリなどを、デスクトップに用意しておきます。
[画面録画の挿入] をクリックすると、 PowerPoint のウィンドウのみが最小化された デスクトップの状態となります。
十字のマウス ポインターが表示されたらドラッグし、録画範囲を指定します。
前回の範囲の点線が表示された場合に 範囲を変更する場合は、画面中央上に表示された [ドック] にある [領域の選択]ボタン をクリックして範囲を設定し直します。
[ドック] の [録画]ボタン をクリックすると録画が始まります。
途中[一時停止]をクリックし録画を一時停止し、画面を変えて撮り続けることもできます。
最後は [停止]ボタン で終了します。
そのほか [ドック] には、 録音を行なう[オーディオ]ボタン、マウス ポインターをキャプチャする [ポインターの録画]ボタン が用意されており、オン/オフで切り替えます。
5) ストック ビデオ
[挿入]タブ-[メディア]グループ-[ビデオの挿入 (ビデオ)]-[ストック ビデオ] をクリックすると、[ストック画像] が開きます。
上部のメニューの [ビデオ] が選択された状態となっていますので、その中から動画を挿入することができます。
ストック画像 は、Microsoft 社のサーバー上に保存された 写真やイラスト、動画を挿入することができます。
2.ビデオの書式編集
挿入したビデオの編集は、ビデオを選択して表示される [ビデオ形式]タブ、[再生]タブ を使用して編集することができます。
ビデオの表示書式の設定のメインは [ビデオ形式]タブ です。
[ビデオ形式]タブ は、図を選択したときの [図の形式]タブとほぼ同じ構成で、同じ要領での操作性となっています。
詳細設定は [図の書式設定]作業ウィンドウ が表示されます。
[図の形式]タブ、[図の書式設定]作業ウィンドウ の操作設定は、学習ページ [2. 挿入オブジェクト]-[12画像と図]-[2.図の編集] でご紹介しています。
1) ビデオ スタイル
[ビデオ形式]タブ-[ビデオ スタイル]グループでは、ビデオの表示書式の編集ができるようになっています。
- [ビデオ クイック スタイル] …図形、枠線、効果のひな型スタイル
- [ビデオの図形] …図形の形にする
- [ビデオの枠線] …枠線の設定
- [ビデオの効果] …効果の設定
オンライン ビデオ で挿入したビデオは、[ビデオ クイック スタイル] や [ビデオの図形] で四角形でない形を選択すると、最初の表示のみで、再生されると元の四角形に戻ります。
2) トリミング
[ビデオ形式]タブ-[サイズ]グループ の [トリミング] は、ビデオの表示形状のトリミングができます。
トリミングを行ったときに、PCから挿入したビデオの場合は、動画の表示がトリミングした領域のみ表示されるようになります。
オンライン ビデオ で挿入したビデオは、トリミングしたサイズに調整された動画が表示されます。(例えば縮小された全体表示となる)
3) ビデオの調整
[ビデオ形式]タブ-[調整]グループ では、挿入したビデオの明るさや色合いなどの調整ができるようになっています。
それぞれ、次のような機能となっています。
- [修整] …ビデオの明るさやコントラストの調整
- [色] …グレースケールやセピアをはじめとする、色の変更
- [表紙画像] …別の画像を最初の画像に設定(後述)
- [デザインのリセット] …書式編集をリセット(後述)
Web から挿入したビデオに設定した場合は、最初の表示のみ反映し、再生されると元のビデオで再生されます。
4) 表紙画像
[ビデオ形式]タブ-[調整]グループ-[表紙画像] より、最初に表示される画像を変更することができます。
この[表紙画像]の設定のみ、図の設定項目にないコマンドです。
[表紙画像]ボタンからは、次のコマンドが表示されます。
- [現在の画像] …動画を再生しながら、または一時停止して、表示されている画面を表紙画像に設定する
- [ファイルから画像を挿入] …保存されている画像を表紙画像に設定する
- [リセット] …設定した表紙画像をリセットする
オンライン ビデオ で挿入したビデオは、[現在の画像]コマンド は無効で、PCに保存している画像のみ表紙画像にできます。
5) デザインのリセット
[ビデオ形式]タブ-[調整]グループ-[デザインのリセット]では、書式編集したビデオを元に戻す機能で、2種類あります。
- [デザインのリセット] …ビデオに設定した書式変更のみをリセットして戻す
- [デザインとサイズのリセット] …挿入時のビデオにリセットして戻す
先の [表紙画像] や次の [再生]タブ での設定はリセットされません。
3.ビデオの再生設定
挿入したビデオを再生するときに、[再生]タブの機能を使用してより美しく流れよく再生できるように設定することができます。
オンライン ビデオ で挿入したビデオは、以下の再生設定はできません。
1) ビデオのトリミング
ビデオの最初や最後の不要なカットを取り除くことができます。
ビデオを選択し、[再生]タブ-[編集]グループ-[ビデオのトリミング] をクリックします。
表示された [ビデオのトリミング]ダイアログ ボックス で 画面を確認しながら、緑と赤のマーカーのドラッグや、ボックスにタイムの入力などで、開始時間と終了時間を変更することができます。
2) フェードの長さ
ビデオの最初と最後で、設定した表示画像をフェードさせることができます。
[再生]タブ-[編集]グループ-[フェードの長さ] で、タイムを入力し設定します。
- [フェードイン] ...ビデオ開始時、設定した秒数 表紙画像がうっすらと残る
- [フェードアウト] ...ビデオ終了前、設定した秒数から 表紙画像がうっすら表示され、最後は表紙画像で終了する
背景と同じ画像を ビデオの表紙画像に設定していると、何もないところからビデオが開始や終了するようになります。
3) ブックマーク
ビデオにブックマークを入れることができます。
再生しながら、また ブックマークを入れるタイミングで 一時停止して、[再生]タブ-[ブックマーク]グループ-[ブックマークの追加] をクリックして、ブックマークを挿入します。
ブックマークが挿入された位置に、○のしるし表示されますので、目印として利用できます。
ブックマークの削除は、対象のブックマークを選択して、[ブックマークの削除] をクリックします。
ブックマークを設定すると、アニメーション設定で、ブックマーク のタイミングで動作を設定することができるようになります。
アニメーションのブックマークのタイミング設定は、学習ページ [6. 動作設定]-[23アニメーション]-[2.アニメーションの詳細設定]でご紹介しています。
4) ビデオのオプション
ビデオを再生するタイミングや繰り返しなどの設定を行うことができます。
コマンドは、[再生]タブ-[ビデオのオプション]グループ にあり、以下の設定を行うことができます。
- [開始] ...クリック時か自動を設定
- [全画面再生] ...スライドショーで再生するときに全画面表示となる
- [再生中のみ表示] ...[開始] の自動設定とセットで使用、終了するとビデオは非表示になる
- [停止するまで繰り返す] ...繰り返し再生される
- [再生が終了したら巻き戻す] ...再生終了後、表紙画像が表示される
[開始] については、アニメーション設定の [開始] とほぼ同じ機能で、連動するようになっています。
5) キャプションの挿入
ビデオを再生するときに、キャプション(字幕)を表示させることができます。
[再生]タブ-[キャプションのオプション]グループ-[キャプションの挿入] より行います。(上図参照)
キャプションを設定するには、あらかじめ WebVTT形式(Web ビデオテキストトラックフォーマット) の キャプション ファイル(キャプション設定用のファイル)を作成する必要さがあります。 WebVTT形式の キャプション ファイル の作成は、下記ステップアップでご紹介します。
キャプションの設定は、次の手順で行います。
- [再生]タブ-[キャプションのオプション]グループ-[キャプションの挿入]-[キャプションの挿入]をクリック
- [キャプションの挿入]ダイアログ ボックス で、あらかじめ作成された キャプション ファイル を指定し、[開く] をクリックします。
- ビデオ下のメディア コントロール バーに表示される [オーディオと字幕のメニューの表示/非表示] をクリックし、挿入した キャプション ファイル をクリックしてチェックを入れます。
キャプションを削除する場合は、[再生]タブ-[キャプションのオプション]グループ-[キャプションの挿入]-[すべてのキャプションの削除] をクリックします。
キャプション ファイルの作成
PowerPoint のビデオに使用できる キャプション ファイル(WebVTT形式)は、次の手順で作成することができます。
メモ帳を開き、名前を付けて保存 を行いします。(保存は最後でも問題ありません)
保存設定は、[エンコード] を UTF-8、拡張子を .vtt とし、名前は任意で、「任意名.vtt」として 任意の場所に保存します。
テキスト ファイルには、以下のように記述します。
先頭行に「WEBVTT」を記載、その後改行します。
表示するタイムを指定し、改行します。
例えば、開始1秒後から3秒までの場合は次のように記述します。
00:00:01.000 ?> 00:00:03.000
その後改行します。
字幕の内容を記入します。複数行でもOKです。 その後改行します。これを繰り返します。
「note」と記載し、改行して内容を記入すると、内容は字幕として表示されません。
例として、次のような記述となります。
----キャプション記述↓---
WEBVTT
00:00:01.000 ?> 00:00:03.000
こんにちは!
note
ここは表示されません。
00:00:04.000 ?> 00:00:06.000
またきてね!
---↑キャプション記述----
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